
東日本大震災の発生から11日で10年になりました。国の研究機関は、数百年単位で道内に甚大な被害をもたらす巨大地震について、次の発生が「もはや、いつ起きてもおかしくない」と警鐘を鳴らしています。
国の研究機関、産業技術総合研究所は、数十年から100年単位で起きる大地震の周期とは別に、広域に甚大な被害をもたらす“超”巨大地震ともいえる地震が数百年単位で起きる「スーパーサイクル」という周期についての研究を進めています。
このうち道内では、過去6500年分の津波堆積物を調べた結果、大津波を引き起こす巨大地震が千島海溝沿いで、平均で350年前後に1度、繰り返し起きていたことが分かっています。
そのうえで前回の巨大地震からすでに400年程度が経過していることから、産業技術総合研究所の宍倉正展研究グループ長は、次の発生が「もはや、いつ起きてもおかしくない」と警鐘を鳴らしています。
宍倉グループ長は「過去に繰り返しスーパーサイクルによる巨大地震が起きていた事実を多くの人に理解してもらい、社会全体の防災対応を前に進めていくことが我々の使命だと思っている」と話しています。
【千島海溝の切迫度は】
「スーパーサイクル」による巨大地震の発生が特に切迫していると考えられているのが、北海道東部の沖合の「千島海溝」です。
「千島海溝」では1973年(昭和48年)の「根室半島沖地震」や1952年(昭和27年)と2003年(平成15年)の「十勝沖地震」など根室沖と十勝沖で平均して70年前後の間隔で津波を伴うような巨大地震が繰り返し起きています。
一方、津波堆積物の調査からは17世紀にはこれらの地震の規模をはるかに上回る巨大地震が起き、大津波が押し寄せていたことがわかってきました。
過去6500年分の津波堆積物の調査から千島海溝での「スーパーサイクル」は平均して350年前後で、前回の巨大地震からすでに400年程度が経過していることから、政府の地震調査研究推進本部は、千島海溝では次の巨大地震の発生が「切迫している可能性が高い」としています。
去年、国が公表した想定では巨大地震の規模は最大でマグニチュード9.3とされ、津波の高さは、北海道東部の広い範囲で20メートルを超えるとされました。
国は現在、被害想定の検討を進めています。
また産業技術総合研究所の宍倉正展グループ長は関東では房総半島の東の沖合にある日本海溝沿いや、南の沖合にある相模トラフでも「スーパーサイクル」にあたる巨大地震が繰り返し起きている可能性があるとして、今後、調査を進めることにしています。
からの記事と詳細 ( スーパーサイクル 巨大地震切迫|NHK 北海道のニュース - nhk.or.jp )
https://ift.tt/3cs78QU
No comments:
Post a Comment