PHR管理アプリと、身近な駅やスーパー、コンビニがつながる――。そんなコンセプトを実現したのが、リンクアンドコミュニケーションが手掛けるAI健康アプリ「カロママ プラス」。同社は2022年5月、カロママ プラスに冒頭の新機能を追加したと発表した。
カロママ プラスは日々の食事や運動、睡眠などのラ イフログを使って本人の生活を把握し、パーソナルAIコーチがリアルタイムに生活習慣へのアドバイスをしてくれるアプリである。独自のアルゴリズムとAIによって、食事の画像からカロリーを計算し、栄養バランスの評価を行うことができる。ダイエットや健康維持、メタボ改善、痩せすぎ改善など10の健康課題が用意されており、AIコーチによる食事や運動、睡眠へのアドバイスは2億通りを超える。これまでに6000以上の企業や健康保険組合に導入されてきた。
ここに今回追加されたのが、「健康サポーター」というコンセプト。具体的には、ユーザーの身近にある店舗や場所を健康サポーターとして位置付け、それぞれの店舗や場所からユーザーが健康アドバイスや情報を受け取れるようになった。健康サポーターとなり得るのは、コンビニエンスストアやスーパーマーケット、ドラッグストアなどの小売店や、企業・健康保険組合、鉄道の駅、スポーツクラブ、自治体など多岐に渡る。
ユーザーは、アプリ上で健康サポーターをフォローするだけで、アドバイスなどの情報を受け取ることができる。例えば、駅と連携したら電車を降りると「これから歩きましょう」というプッシュ通知がきたり、コンビニと連携したら店舗に寄ると「あなたにおすすめのメニュー」が提示されたりする。
健康サポーターが取得している健康診断の結果や購買履歴などもPHRとしてアプリに連携することができる。医療機関では、PHRと連携して診療や服薬をサポートすることが可能だ。健康サポーターからは、献立の提案や健康コラムといった情報発信、クーポンなどのプロモーション情報の配信ができる。そのため、「アプリを通じて顧客や会員、社員と、健康をテーマにしたコミュニケーションを図ることが可能になる」と同日開催された発表会に登壇したリンクアンドコミュニケーション 代表取締役社長の渡辺敏成氏は話す。
なお、今回の機能拡充に伴い、同社が提供してきた個人向け無料アプリ「カロママ」はカロママ プラスに統合し、機能を移植するという。
からの記事と詳細 ( 身近な駅やスーパーから健康アドバイスが届く「AI健康アプリ」 - project.nikkeibp.co.jp )
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