新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、一部で食品やトイレットペーパーなどの買いだめの動きが出ていることについて、業界団体では、全体として商品の供給が不足していることはないとして、消費者に冷静な買い物を呼びかけています。
新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、一部のスーパーなどでは消費者が食品やトイレットペーパーなどを買いだめする動きが出ています。
これについて、日本チェーンストア協会の井上淳専務理事は「食料品などは一時的に店の棚から商品が無くなっていることはあっても、全体として供給が不足していることはない」としています。
そして、井上専務理事は「ふだん1つ2つ買っている商品を急に10個も20個も買いだめをされると、消費者自身にとっても無駄な買い物になるし、その光景を見ていた隣の人が『これは大変なんだ』ということでまた買いだめをするとパニック的な行動になり、商品不足を作り出してしまう」と指摘しました。
そのうえで、消費者に対しては「冷静にふだん通りの買い物をして頂きたい」と述べ買いだめをせず冷静に対応するよう呼びかけています。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、マスクなどが品薄になっているのに加えて、一部でトイレットペーパーなどを買いだめする動きが出ています。
これについて、メーカーが加盟する日本家庭紙工業会では「国内のメーカーは通常通りの生産を行っていて供給量は十分にあるため、トイレットペーパーの在庫がなくなることはない」としています。
そのうえで、「買いだめが起きて商品が一時的に棚からなくなることも起きているかもしれないが、あくまで一時的なものなので落ち着いて行動してほしい」として、消費者に買いだめを行わないよう呼びかけています。
一部の買いだめの動きは、マスクの増産に伴ってトイレットペーパーの原材料が不足するという誤った情報が、SNSに流れたことがきっかけになったと見られています。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて一部でトイレットペーパーなどを買いだめする動きが出ていることについて、経済産業省は間違った情報に振り回されず冷静に行動してほしいと呼びかけています。
トイレットペーパーなどの一部の買いだめの動きは、マスクの増産に伴ってトイレットペーパーの原材料が不足するという誤った情報がSNSに流れたことがきっかけになったと見られています。
経済産業省は「トイレットペーパーの原材料は中国に依存しておらず、生産は国内で行っている。現状も通常通りの供給が続いている」としています。
そのうえで「間違った情報に振り回されず、冷静に行動してほしい」と買いだめをしないよう呼びかけるとともに、製紙業界とも情報を共有して対応することにしています。
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February 29, 2020 at 08:04AM
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