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Thursday, June 25, 2020

レジ袋来月1日有料化 県内スーパー、価格戦略さまざま - 信濃毎日新聞

 政府が全国の小売店に義務付けるプラスチック製レジ袋の有料化が、7月1日に始まる。県内スーパーでは、大手のツルヤ(小諸市)やデリシア(松本市)をはじめ、有料化後の1枚当たりの料金設定が25日出そろった。高めの料金で利用を抑えてマイバッグの購入を促したり、安めの料金で消費者負担を和らげたりと、各社は消費者の動向を見極めながら有料化に対応する。

 プラスチックごみ削減につなげる有料化は、持ち手が付いたプラスチック製レジ袋が対象。厚さが0・05ミリ以上で繰り返し使える袋や、微生物によって海洋で分解される素材の袋、植物由来のバイオマスプラスチックの配合率が25%以上の袋は対象外となる。

 県内で35店を展開するツルヤは、バイオマス素材の袋に7月1日から切り替えた上で、大・小ともに1枚2円で販売する。同社は「昨秋の消費税増税や新型コロナウイルス禍で家計は厳しい。環境には配慮した上で、1円でも消費者負担を減らしたい」とする。

 県内60店を運営するデリシアも、従来よりサイズを大きくした上で、大5円、小3円で提供する。業務用スーパー「ユーパレット」以外の全店でバイオマス素材に切り替える。

 綿半ホームエイド(長野市)の料金設定はMサイズ5円、Lサイズ10円。一方で自社製のマイバッグや「マイカゴ」計7種類の販売を始め、代替需要を取り込む。担当者は「将来世代のために環境を守り、レジ袋の利用を抑えるため、高めに設定した。マイバッグの浸透を見極めながらレジ袋ゼロを目指す」とする。

 ニシザワ(伊那市)は3種類の食品用レジ袋を一律3円とし、先行して25日に有料化を開始。順次バイオマス素材に切り替える。キラヤ(飯田市)は2009年から有料化しており、7月1日以降も大3円、中2円で販売する。

 紙袋など対象外の袋を有料化する動きもある。食料品売り場でプラスチック製と紙製の両方を用意しているながの東急百貨店(長野市)は、プラスチック製を一律4円、紙袋も10円にする。石川忠幸総務部長は「目的はマイバッグ持参。紙袋の利用に流れないようにしたい」とする。

 食品スーパー以外も対応を進める。飲食店全4ブランドでテークアウトを実施するあっぷるアイビー(須坂市)は、弁当用(1枚3円)とオードブル用(同30円)の袋を有料化。一方でピザのテークアウトに使う風呂敷状のビニールや紙箱は対象外とする。

 松本市の老舗パン店「スヰト」は大5円、中3円とする一方、バイオマス素材に切り替える小は2枚まで無料、3枚目から3円とする。レジ袋代を浮かせるために、熱いカレーパンとクリームなど溶けやすい材料を挟んだパンを1枚の袋に入れて味を損ねたり、購入自体をためらったりすることがないよう、2枚まで無料で対応する。

 世界的に環境保全意識が高まっていることを念頭に、担当者は「エコバッグの改良や紙製ストローの導入など、環境負荷の少ない販売方法を模索したい」としている。

(6月26日)

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