◇2日 第97回箱根駅伝・往路(東京・大手町―神奈川県箱根町5区間107・5キロ)
スーパールーキーの一人として注目された順大の三浦龍司(1年)は、1区(21・3キロ)でトップから33秒遅れの1時間3分33秒の区間10位でたすきリレー。「スローペースは想定していたが、あそこまでのスローは想定外。後半のペースアップに対応しきれなかった。自分の弱点をつかれるレースになってしまった」と残念がった。
今季は3000メートル障害で日本歴代2位の記録をマーク。予選会のハーフでは東京五輪男子マラソン代表の大迫傑(ナイキ)が持っていたU20の日本人最高記録を上回る1時間1分41秒で日本人トップ。全日本大学駅伝でも1区区間賞とまさに大注目の存在だった。
しかしレースは最初の1キロが昨年より48秒遅い3分33秒という超スローペース。17キロ過ぎまでほとんど一団のレースだったが、直後に一気にペースアップしたところで前についていくことができなかった。
三浦は「うまくためられたら勝負できるかなと思ったが、自分の実力が甘かった。ほかの駅伝とは違って雰囲気が独特で、プレッシャーも感じていたのかもしれない」と悔やんでいた。
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