
首都圏と関西の流通企業のあいだで争奪戦になっている「関西スーパーマーケット」は24日、大阪市に本社のある「エイチ・ツー・オー リテイリング」との経営統合が望ましいとする文書を公開しました。
兵庫、大阪を地盤とする「関西スーパー」は先月、阪急阪神百貨店などを運営する「エイチ・ツー・オー リテイリング」と経営統合して傘下に入る方針を発表しましたが、首都圏を拠点とするスーパー「オーケー」が、関西スーパーに対してTOB=株式の公開買い付けによる買収を提案し、争奪戦になっています。
こうした中、関西スーパーは24日、エイチ・ツー・オーとの経営統合が望ましいとする文書を公開しました。
それによりますと、統合によってエイチ・ツー・オー傘下の「イズミヤ」など、ほかのスーパーと仕入れ先の統一や共同配送により、効率化できるとして「最善の選択であると確信している」としています。
一方、顧客層や商品の構成が異なるなどとして、現時点でオーケーの提案に賛同する予定はないとしています。
関西スーパーは、来月末に株主総会を開いて、エイチ・ツー・オーとの統合について承認を得たい考えですが、関西スーパーの株主でもあるオーケーは反発していて、どちらの主張がほかの株主の理解を得られるかが焦点になっています。
オーケー「株主に理解して頂けるよう努める」
経営統合による効果の説明が不十分だとして、関西スーパーマーケットに質問状を送付していたオーケーは、24日の関西スーパーの文書について「当社による提案の方が、関西スーパーと、株主の利益に資するものと改めて確信している。最終的に株主に理解して頂けるよう努めていく」とするコメントを発表しました。
からの記事と詳細 ( 関西スーパー 「エイチ・ツー・オーとの経営統合が望ましい」 - NHK NEWS WEB )
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