関西地盤の食品スーパー「関西スーパーマーケット」が、エイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングとの統合の賛否を問う臨時株主総会を29日にひらく。首都圏中心に展開するオーケーが待ったをかけ、事実上の争奪戦になっている。関西スーパー側の大株主から統合へ異論が出るなど、可決の見通しは不透明だ。
関西スーパーは8月末、H2O傘下の食品スーパー2社を統合した上で、H2Oの子会社となることを発表。「関西最強のスーパー連合になる」と説明した。3日後、オーケーが関西スーパーに過去最高値と同じ1株2250円での株式公開買い付け(TOB)での買収を提案していたと明かし、統合案が否決されればTOBを進める考えを示した。
オーケーは関西スーパーを「H2Oありきの統合で、弊社の提案を検討していない」などと批判。関西スーパーも「過剰に株主の不安をあおるような情報提供がされている」などと反論してきた。
H2O案の可決には、臨時総会で議決権の3分の2の賛成が必要だ。ただ、取引先株主の中には関西スーパーに厳しい姿勢を取るところもある。
オーケーとも取引があり、関…
からの記事と詳細 ( 関西スーパー争奪 H2Oと統合かOKが買収か 29日に臨時総会 - 朝日新聞デジタル )
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