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Thursday, April 14, 2022

コロナ禍で販売額は伸びたが…… スーパー誕生70年、大転換期に - 日経ビジネスオンライン

この記事は日経ビジネス電子版に『スーパー、止まらぬ再編 オーケーの野心くすぶる激戦・関西』(4月13日)として配信した記事を再編集して雑誌『日経ビジネス』4月25日号に掲載するものです。

今から約70年前の1953年、紀ノ国屋が東京・青山に一つの店舗を開いた。それまで食品の小売りは基本的に対面販売だったが、消費者が店内の商品を自ら選んでレジで精算するセルフサービス方式を導入した。これが日本におけるスーパー業態の起こりといわれている。

 今から約70年前の1953年、紀ノ国屋が東京・青山に一つの店舗を開いた。それまで食品の小売りは基本的に対面販売だったが、消費者が店内の商品を自ら選んでレジで精算するセルフサービス方式を導入した。これが日本におけるスーパー業態の起こりといわれている。

 もう一つ、新業態の運営方式として定着したのが、バックヤードで生鮮品や総菜を加工するインストア方式だ。最初に取り入れたのは関西スーパーで、60年代以降に浸透した。それまでは、テナントとして鮮魚店や精肉店などを入れていた店が、自ら加工するようになった。愛知学院大学の青木均教授は「インストア方式によって今のスーパーの形ができあがった」と指摘する。

 その後ダイエーをはじめ総合スーパーが台頭したが、全国のスーパー販売額は2000年代に入り横ばいになる。20~21年は巣ごもり需要で販売額が増えた。

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