アイドルグループ「Snow Man」が主演する舞台「滝沢歌舞伎ZERO 2022」が6日、東京・新橋演舞場で初日を迎えた。演出を手掛けるジャニーズ事務所の滝沢秀明副社長(40)が取材に応じ、5年目の節目を迎える来年は「スーパー滝沢歌舞伎ZERO」としてアジア圏で初の海外公演を実現させるとともに、国内でも新橋演舞場のほか大規模会場でも公演を行う構想を明かした。快進撃が止まらない9人組が満を持して世界へ飛び出す。
滝沢歌舞伎は2006年、現役時代の滝沢副社長の主演で「滝沢演舞城」として誕生し、同副社長の引退後の19年に「滝沢歌舞伎ZERO」としてSnow Manに受け継がれた。20年には映画化され興行収入20億円の大ヒットを記録した。
自身の名を冠したまま、作品の未来をSnow Manに託して文字どおりゼロから新たな歴史をつくってきた滝沢副社長は「彼らの4年前の初演を見たときと今年を比べると、明らかにタレントとしての成長を感じられたので、すごくうれしい気持ちになりました」と目を細めた。
そして「節目の年である来年は『スーパー滝沢歌舞伎』というものを実施したいなと考えております。新橋演舞場はもちろんなんですが、海外公演と、あとは新橋演舞場の枠を超えてもっと大規模な場所で実施しようという構想がありますので、ある意味今年はそのスタートダッシュになるような年になるのかなと。まだまだSnow Manの勢いと『滝沢歌舞伎ZERO』という作品が伸びていくことを見せられる年にしていきたい」と明かした。
この構想は初日公演前にメンバーにも伝えられた。リーダーの岩本照(28)は「以前滝沢くんが座長だったとき、(Snow ManはジャニーズJr.として)シンガポール公演(15年)に出させてもらったので、いつか自分たちがメインで、海外でこの文化を伝えたいという夢がこうしてかたちになる。その感覚がすごく楽しみです」と胸を躍らせながら「来年の海外公演に向けて、より研ぎ澄まして日本の文化や滝沢歌舞伎のすごさを自分たちが海外の人たちに届ける準備を日々送っていきたい」と表情を引き締めていた。
滝沢副社長によると、海外向けの「スーパー滝沢歌舞伎ZERO」は言語が違っても楽しめるパフォーマンスを中心に、後半にはショータイムを取り入れ、Snow Manが20年1月のデビュー当時から目標に掲げているアジアでのライブ展開も同時に実現させる。時期や場所は今後詰めていく。また、国内の大規模会場での開催について「笑顔の絶えない時間を皆さまに提供するという意味では、花火を打ち上げるぐらいのところでやりたいと思っています」と予告した。
◇重さ約3キロの連獅子かつら
○…4年目を迎えた新橋演舞場の滝沢歌舞伎ZERO。第1幕は300万枚の桜吹雪が降り注ぐ中、メンバー9人が「ひらりと桜」を歌う圧巻のオープニングを飾り、和太鼓を使ったおなじみの「腹筋太鼓」は腹筋がさらに悲鳴を上げるほどに難易度がアップした。
そして、オリジナル歌舞伎には全員が重さ約3キロの連獅子のかつらをかぶって息ぴったりの毛振りを連続で披露する新演出も。佐久間大介(29)は「人間の限界に挑戦しています。命懸けでやっています」と首の痛みに耐えるメンバーの奮闘ぶりを明かした。
◇ラウール、早大通信課程に入学
○…ラウールはこの日、早稲田大学人間科学部の通信教育課程(eスクール)に入学したことを明かした。関係者によると、今月からすでに授業がスタートした。
大学に進学することで、グループ全体の活動に影響が出ないかを滝沢副社長に相談したところ「応援するよ。自信を持ってSnow Manのために受験頑張っていこう」と激励されたといい「健康福祉科学科というところなんですが、いろんなことが学べると思うので、これからも学業と仕事を両立してしっかり頑張っていきたい」と決意を新たにした。
関連キーワード
からの記事と詳細 ( Snow Man、世界へ羽ばたく 来年、初の海外公演「スーパー滝沢歌舞伎ZERO」実現する:中日スポーツ・東京中日スポーツ - 中日新聞 )
https://ift.tt/jvxBHDr
No comments:
Post a Comment