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Tuesday, March 3, 2020

【米大統領選2020】 民主党の候補選び14州で一斉に 「スーパー・チューズデー」 - BBCニュース

米大統領選挙の民主党候補者を決めるための投票が3日、テキサスやカリフォルニアなど14州で一斉に行われた。「スーパー・チューズデー」と呼ばれるこの選挙戦の大きなヤマ場で、誰が今年11月の本選でドナルド・トランプ大統領と争うのか、見通しがはっきりするかが注目される。序盤の出口調査では、ジョー・バイデン前副大統領の好調が続いている。

大統領選の予備選では各候補が、夏の全国党大会に出席する各州の代議員を獲得するため競う。州の人口に応じて割り当てられた代議員が党大会でどの候補に投票するかは、各州の党支持者が投票で決める。各州の代議員は得票率15%以上の候補に、得票率に応じて割り振られるため、最終的な獲得人数は5日ごろまで判明しない。

今年7月の民主党全国党大会における候補指名を確実にするには、候補は1991人の誓約代議員(予備選結果に忠実に党大会で投票する代議員、一般代議員)を獲得しなくてはならない。スーパー・チューズデーでは、1357人もの誓約代議員の配分先が決まる。

民主党の予備選序盤4州で優勢だった左派バーニー・サンダース上院議員(ヴァーモント州選出)に対し、中道派バイデン氏が直前のサウスカロライナ州で圧勝し、他の中道派の支持を取り付けるなど、勢いを増している。

序盤の出口調査はバイデン氏好調

米CBSニュースの出口調査によると、3日夜に投票を終えたヴァーモント州(代議員16人)では予想通りサンダース氏が勝利確実、ヴァージニア州(同99人)ではバイデン氏の勝利が確実となった。

本選でも大きな影響力を持つヴァージニア州では、開票率63%で、バイデン氏の得票率は54%、サンダース氏は24%、左派エリザベス・ウォーレン上院議員は10%、大富豪マイケル・ブルームバーグ前ニューヨーク市長は9%という。15%以上でないと代議員が獲得できないため、同州ではバイデン氏が55人、サンダース氏が17人をそれぞれ得る見通し。

さらにCBSの出口調査によると、ノースカロライナ州(代議員110人)でもバイデン氏が勝つ見通し。同州人口の22%はアフリカ系で、バイデン氏は以前からアフリカ系有権者の支持を固めてきた。

続いて投票を締め切った南部アラバマ州(代議員52人)でも、バイデン氏が勝つ見通し。一方で、北東部メイン州(同24人)ではバイデン氏とサンダース氏が接戦、ウォーレン上院議員の地元マサチューセッツ州(同91人)では同議員とバイデン氏とサンダース氏が接戦、中部オクラホマ州(同37人)ではバイデン氏とサンダース氏の接戦が続いている。

ブルームバーグ前ニューヨーク市長は、今回初めて予備選に参加。巨額の自己資金を対象の14州で選挙広告などに投下してきただけに、サンダース氏とバイデン氏の一騎打ちにどうからんでいくかが注目されている。今のところは米領サモアで勝つ見通しだが、他の州では苦戦している。

ウォーレン上院議員は予備選序盤で支持が集められず、スーパー・チューズデーでも地元マサチューセッツ州でも苦戦しているもよう。今後、同じく左派のサンダース氏との共闘を選ぶかなどが取りざたされている。

他の候補が全員70歳代なのに対し、ハワイ州兵出身のタルシ・ギャバード下院議員は38歳。これまで全国的な支持を得られずにいる。

民主党穏健派がバイデン氏支持で結束

3日のスーパー・チューズデーを目前に、中道系の候補が相次いで撤退へと動いた。

ピート・ブタジェッジ前インディアナ州サウスベンド市長(38)が1日に選挙戦からの離脱を表明したのに続き、エイミー・クロブシャー上院議員(ミネソタ州)も2日、撤退を表明した。

両者は2日夜にテキサス州ダラスで開かれるバイデン氏の集会に参加し、同氏への支持を表明した。

同じ集会には、テキサス州で人気の高いベト・オローク前下院議員も参加し、自分はテキサスの予備選でバイデン氏に入れるつもりだと述べた。オローク氏は昨年11月まで、民主党の候補争いに出馬していた。同州は人口が多く、候補選びで影響力が強い。

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これまでバイデン氏と候補指名を争っていた3人の動きは、民主党内の穏健派が有権者たちの支持をバイデン氏に集中させ、代議員獲得数でトップを行く急進的なサンダース氏の独走を阻もうとする意向を反映したものとみられる。

バラク・オバマ前大統領の国家安全保障問題担当補佐官だったスーザン・ライス氏も2日、バイデン氏への支持を表明。民主党のマーク・ウダル、タミー・ダックワース両上院議員やハリー・リード前上院院内総務もこの動きに加わった。

スーパー・チューズデーはなぜ重要?

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すべては、代議員をどれだけ獲得できるにかかっている。代議員とは7月の民主党全国党大会で、各州の党員の代わりに党の候補を投票で選ぶ役割の人たちだ。

各候補は各州の予備選や党員集会で、得票に応じて代議員が割り当てられる。

今年の民主党代議員の総数は4750人。そのうち3979人が州ごとに割り当てられており、州の予備選の結果に沿って、党大会で投票しなくてはならない。3979人のうち1991人を獲得した候補が、指名獲得を確実にする。

(党大会の最初の投票でその人数を得る候補がいなければ、党幹部・重鎮がなるいわゆる「スーパー代議員」が投票に参加する)

つまり、各州の予備選や党員集会で最も多い代議員を獲得した人が、党の候補に指名される仕組みで、だからこそ民主党支持者の約3割が14州で一斉に投票する「スーパー・チューズデー」が注目されるのだ。

これまで4州の予備選・党員集会で配分がすでに決まった代議員は、まだ155人のみ。これに対してスーパー・チューズデーでは、実に1357人もの代議員の配分先が決まる。

なかでも代議員の人数が多いのは、人口の多いカリフォルニア州とテキサス州だ。カリフォルニア州は今回初めて、スーパー・チューズデーに参加する。

(英語記事 Super Tuesday: Millions vote to choose Trump rival

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March 04, 2020 at 07:12AM
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