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Friday, September 11, 2020

逆ギレ弁当売れてます 宮崎のスーパー、SNSでも話題 - 朝日新聞デジタル

 「逆転満塁ホームラン餃子(ぎょうざ)」「羽交い締め唐揚げ」「こっそりナポリタン」……。宮崎県内でスーパー10店を展開する永野(本社・宮崎市佐土原町)の珍妙な商品名が注目され、SNSで話題になっている。人気の「ビリー南蛮逆ギレ弁当」は、フォーク・デュオ「ビリー・バンバン」の2人の「公認」。売り上げも好調だ。

 永野は1975年の創業で、宮崎、日向、西都各市などに「ナガノヤ」7店、「ウメコウジ」3店を出店。他社との差別化を図る目的で、永野雄太社長(47)が主力商品の弁当や総菜にインパクトの強い名前を付けている。

 厚さが約10センチもある「食べづらいサンドイッチ」、顧客が戸惑う「たしか広島産カキフライ弁当」のほか、「カイザーナックルハギシリ弁当」のように中身がさっぱりわからない名称も。

 同社の珍名商品は現在約50種。その中で一番売れているのが、今年2月に発売したビリー南蛮逆ギレ弁当(税抜き250円)だ。九州産の鶏胸肉を使ったチキン南蛮弁当だが、「チキン南蛮」と「ビリー・バンバン」の「響きが似ている」というだけの理由で商品名を決めた。

 今夏、ツイッターでその弁当の存在を知ったビリー・バンバンは「面白そう」。マネジャーを通じて同社に電話で「応援したい」との意向を伝え、「ビリーバンバン公認!」と記した直筆サイン色紙11枚を送った。

 同社は各店舗の弁当売り場に色紙を飾り、ビリー・バンバンのCDの販売も始めた。色紙とCDは顧客の目を引き、「ビリー弁当」の売り上げは2倍に増えたという。

 ビリー・バンバンは、兄の菅原孝さん(76)、弟の進さん(72)の兄弟デュオ。1969年に「白いブランコ」でデビューし、72年には「さよならをするために」がヒットした。大分県の麦焼酎「いいちこ」のCMソングでも知られる。

 ビリー・バンバンの2人は朝日…

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