
60年代、アメリカ進出のために登場したアディダス「スーパースター」のルーツ
1960年代のアディダスは欧州のスポーツ市場を席巻する一方で、アメリカ市場においては苦戦が続いていた。 というのも当時のアディダスが主力商品としていたのは、ヨーロッパで人気のサッカーやテニス、あるいは陸上競技などに使うシューズ。「アメリカ四大スポーツ」として知られる野球、バスケットボール、アメリカン・フットボール、アイスホッケーといった競技では、他のメーカーの後を追う形となっていた。 また戦後のアメリカには市民の間で「アメリカ製品を買おう」というポリシーがあり、ドイツ製品であるアディダスはなかなかスポーツ用品店で取り扱われなかったことも理由に挙げられる。 そこでアメリカでのシェア拡大を考えたアディダスは、最初の一手として既に大きな市場規模を誇り、さらに勢いを増しつつあったアメリカのプロバスケットボール界にターゲットを定める。 60年代後半の米バスケットボール界では、キャンバス素材の「コンバース・オールスター」が不動の定番として愛されており、なんと8割近くの選手が愛用していた。 アディダスは、この強力なライバルを倒すべく、まだまだ一般的でなかったオールレザーのバスケットボールシューズの開発をスタートする。こうして誕生したのが「スーパーグリップ」「プロモデル」といった「スーパースター」のルーツに当たるモデルだ。 「スーパーグリップ」と「プロモデル」の特徴は、レザーという素材の特性上、キャンバスのスニーカーよりも足の形に馴染(なじ)みやすいことだった。 またクッション性の高いパッド入りタンを採用していたため、甲がうっ血をすることがなく、長時間にわたって履いたとしても疲れにくかった。 さらにシューズ内での足の滑りを防ぐために内側に大型のヒールカウンター(かかとを安定させ、歩行をサポートしたり、靴の成型を担うパーツ)を採用するとともに、試合中の激しい動きで分解することがあった多重構造の靴底は廃止。皿状に一体成型した「ディッシュ・ソール」をアッパーに直接縫い付けることで、足首を捻挫するリスクも大幅に軽減した。 どれも今となっては当たり前になっている技術だが、その普及の裏にはアディダスの果敢な挑戦があった。
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October 09, 2020 at 05:10AM
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アディダス「スーパースター」 神話誕生はアメリカバスケットボール界から(朝日新聞デジタル&[アンド]) - Yahoo!ニュース
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