明日14日、東京・後楽園ホールで行われるWBOアジアパシフィック王者・福永亮次(34歳=角海老宝石)対日本王者・中川健太(35歳=三迫)のスーパーフライ級王座統一戦12回戦は、東洋太平洋同級王座決定戦も含め、“3冠戦”となるが、13日、前日計量が行われ、福永は52.1kgのリミット、中川はリミット100gアンダーの52.0kgでともにパスした。 写真=ともに前戦は黒星。勝利をつかみたい岡田(左)と富岡
計量後、先にリモート会見に応じた福永は、今年2月にフローイラン・サルダール(フィリピン)に逆転の7回TKO勝利で獲得した王座の初防衛戦が、統一戦にして3冠戦となるが、「そこについてはあまり考えていない」とリラックスした雰囲気。とはいえ、「これ以上の舞台が用意されることはなかなかないし、お互いに30半ばで負けたら引退という言葉もちらつく」と、置かれる状況はしっかりと理解している。 中川については、「三迫ジムに移籍して、ボクシングが上手くなった」との感想。ともにサウスポーで、「(左の選手は)めっちゃ苦手」と隠し立てはしないが、「いちばんは前の手、右手の使い方」とポイントを語り、「とにかく熱い試合をして、必ず倒し切って3冠チャンピオンになりたい」と言い切った。 「リスクが大きい試合。勝つか負けるかでボクサー人生も大きく変わる。勝てば新たなスタート、負ければ終わるかもしれない。だから緊張しています」と対照的にポーカーフェイスの中川は、7月の初防衛戦に続くV2戦。三迫ジムには自身を含め6人もの日本チャンピオンが存在し、「常にプレッシャー、危機感がある。でもそれが自分を強くしてくれている」とジム内競争の大きさも語った。 福永は「速くてパンチもあって気持ちも強い」との印象。「(福永は)きっと前半から来るだろうから、それに飲み込まれないよう、接戦を抜け出していきたい」。 福永同様、中川も「サウスポーは得意ではない」と正直に話すが、「とにかく気持ちの面で負けたくない。それがお客さんに伝わるような試合をできれば勝てると思う。倒して勝ちたい」と宣言した。 福永:16戦12勝(12KO)4敗 中川:23戦19勝(12KO)3敗1分
また、セミファイナルでスーパーライト級8回戦を行う、元日本&WBOアジアパシフィック・スーパーライト級王者(現日本同級3位)で昨年の連敗からの脱出を狙う岡田博喜(31歳=角海老宝石)はリミットの63.5kg。対する日本ライト級6位・富岡樹(23歳=REBOOT.IBA)は500gアンダーの63.0kgでパスした。 取材_本間 暁 写真提供_角海老宝石ボクシングジム
ボクシング・マガジン編集部
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