今夜8時すぎ スーパームーンで皆既月食 各地の天気は?西から雨雲どこまで広がる?
2021年05月26日11:30
今夜(26日)は、今年最大の満月スーパームーンで皆既月食。気になる天気ですが、夜は西から梅雨前線が北上し、じわじわ雨雲が広がってくる予想。各地の天気と観察のポイントをまとめました。
スーパームーンで皆既月食24年ぶり
今夜(26日)は、スーパームーンで皆既月食。皆既月食は、太陽と地球と月が一直線に並び、満月が地球の影にすっぽり覆われる現象です。皆既月食の間の月は、見えなくなるのではなく、太陽光の中の赤い光が地球の大気で屈折して月を照らすため、赤みを帯びた神秘的な満月が見られます。さらに今回は、月が地球に最も近づいて大きく見える「スーパームーン」の月食となるため、見ごたえがありそうです。全国的に皆既月食が見られるのは、2018年7月以来、3年ぶり。日本でスーパームーンの皆既月食を見られるのは1997年9月以来、24年ぶりです。皆既月食の時間は、3年前と24年前は未明~明け方だったため、今回は午後8時過ぎと、観察しやすい時間帯となっています。
皆既月食 19分間
●部分食の始まり 18時44分ごろ
●皆既食の始まり 20時09分ごろ
●皆既食の終わり 20時28分ごろ
●部分食の終わり 21時52分ごろ
月が欠けはじめるのは、18時44分ごろ。東京や仙台などでは部分食を最初から見ることができますが、北海道西部、東北地方西部、中部地方西部、西日本では一部が欠けた状態で月が現れる「月出帯食」となります。月が地球の影にすっぽり入り込む皆既月食は20時9分ごろ~20時28分ごろまでの約19分間。赤銅色の神秘的な満月が見られます。皆既食が終了すると月は次第に明るさを増し、21時52分ごろには部分食も終了。明るい満月が南東の空に輝きます。
どの方向を見るの?
南東の空で見ることができます。ただ、今回は南東の低い空に月が出るため、高い建物が少ない見通しの良い場所で観察するのがお勧めです。肉眼で楽しめますが、双眼鏡や望遠鏡があると、月を拡大して観察できるので、より楽しむことができます。
今夜(26日)の天気 北ほどチャンスあり
次回、スーパームーンで皆既月食となるのは、12年後の2033年10月8日です。今夜、是非!空を見上げてみて下さい。
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