有吉弘行(47)の冠番組「有吉反省会」(日本テレビ)が9月いっぱいで終了するという。あるネットニュースでは、番組の制作コストが安くないためとされている。ところが、日テレ関係者に訊くと、番組のコストパフォーマンスは良いというのだ。ならば、なぜ終了することになったのか。 【写真6枚】有吉の地上派レギュラー ***
ゲストが自らの過ちを告白し償う「有吉反省会」は、今年9年目に突入した人気番組だ。深夜帯にもかかわらず、視聴率は5~6%と好調。にもかかわらず今秋で終了するというのはなぜなのか。日テレ関係者に訊いた。 「ネットニュースでは、バカリズムや博多大吉、大久保佳代子、指原莉乃といったレギュラー陣、いわゆる“反省見届け人”のギャラが高く、制作にも手間がかかることが原因とされています。しかし、タレント再生工場の異名を持つ番組ですからね、反省するゲストタレントの出演料は極端に安く、制作費を抑えることができるんです。むしろ、日テレとしてはまだまだ続けたい番組でした。終了せざるを得なかったのは、有吉さんの強い意向ですよ」 数多の冠番組を持つ有吉だが、この番組は彼の好みでなかったのだろうか。
休みなく働いた10年
「むしろ、『反省会』は気に入っている番組のひとつと周囲によく語っていました。放送時間が遅いため、視聴者からのクレームも少なく、肩に力を入れずに進行できますからね。ゴールデンのレギュラー番組が増えた今、彼は子供からお年寄りまで、お茶の間の視聴者に受け入れてもらえるよう、スマートな語り口調に変えてきました。本来の持ち味である毒舌も控えめにならざるを得ませんが、『反省会』では割と自由にトークもできます。本人にとっても息抜きにもなる番組だったのでしょう。なにより、“反省見届け人”には彼が信頼している人が多くキャスティングされています。話を振れば、確実に笑いに転換してくれる頼もしいメンバーですよ」 では、有吉はなぜ辞めようと考えたのだろう。 「有吉さんはここ10年、ほぼ休みも取らずに、事務所に言われるがまま猛烈に働いてきました。もともと、お笑いコンビ猿岩石として、『進め! 電波少年』(日テレ)のヒッチハイク企画でブレイクしたものの長続きはしなかった。コンビを解散し、ピンでの長い低迷期を経て、ようやくここまで這い上がってきましたからね。しかし、そろそろ休んでもいいだろうと本人は考えているんです」
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