イーロン・マスクは上海からロンドンまでを結ぶ充電ルートを作ろうとしている。
REUTERS/Lucy Nicholson
- テスラは、中国のシルクロードに沿って5000kmに及ぶスーパーチャージャー・ルートを構築したと発表した。
- このルートには、27のスーパーチャージャー・ステーションが設置されている。
- イーロン・マスクは、最終的には上海からロンドンまでのルートを作りたいと考えている。
電気自動車(EV)を所有する上で、充電は最大の悩みの種だが、テスラ(Tesla)は新たにスーパーチャージャー・ルートを開設して、中国のユーザーの長距離ドライブを容易にした。
電気自動車メーカーのテスラは2021年6月20日、シルクロードに沿って5000km(3100マイル)以上に及ぶスーパーチャージャー・ルートを開設したと発表した。テスラはこのルート上に27カ所の充電ステーションを設置し、中国で最長のスーパーチャージャー・ルートになったとしている。
これは、上海からロンドンまでの約9700km以上の充電ルートを確立するというイーロン・マスク(Elon Musk)の野望の一環だ。ただし、その実現のためには、中央アジア、中東、東欧のルートを開拓する必要がある。
テスラ中国は、このルートを告知するプロモーションビデオをツイートした。
27のスーパーチャージャー・ステーションを備えた5000km。テスラは、中国の東から西まで、最長のスーパーチャージャー・ルートを開いた。
テスラは、アメリカ国内に他社にはない大規模な充電ネットワークを有しており、アメリカでテスラ車を購入することの重要な利点になっている。イーロン・マスクは、この航続距離の不安を解消するネットワークを、テスラにとって最も重要な市場の一つである中国で再現しようとしているのだ。テスラはこれまでにも、中国国内に約800カ所のスーパーチャージャーを設置している。
中国の文化的なランドマークにスーパーチャージャーを導入するという動きは、危機に見舞われた中国でのイメージを改善するためのテスラの努力の一環かもしれない。2021年、中国でテスラは政府関係者から抗議を受けたり、政府所有地でのテスラ車の使用を禁止するよう求められたりしている。
(翻訳、編集:Toshihiko Inoue)
からの記事と詳細 ( テスラ、中国に全長5000kmのスーパーチャージャー・ルート開設 - Business Insider Japan )
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