JA金沢市など 生産者と品定め
金沢市特産の「金沢すいか」の収穫をオンラインで疑似体験する催しが二十六日、初めて開かれた。県内外の家族らが自宅で参加し、画面に映し出された同市下安原町の畑から、気に入ったスイカを選んだ。スイカは宅配便で二十七日に届けられる。
収穫体験はこれまで、JA金沢市とスーパーの平和堂(滋賀県)が二〇一六年から毎年ツアーを組み、現地で開催。昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止になり、今年も現地開催が難しくなったため、オンラインで開いた。
県内や関西地方に住む二十三組の家族らが、オンライン会議システム「Zoom(ズーム)」を通して参加。生産者が事前にスイカに付けた色付きのタグを目印に、「青色がいい」などと注文した。一組につき一玉のため、生産者がスイカをたたく音に耳を傾けたり、「どれがおいしいですか」と直接尋ねたりして真剣に品定め。選んだスイカは生産者が収穫し、段ボール箱に詰めていった。
滋賀県守山市の自宅から参加した中井郁(ふみ)さん(9つ)は、取材に「実際にスイカを収穫したかったけど楽しかった」と話した。選んだ決め手は大きさだといい、「大きく切って食べたい」と待ち望んでいた。
JA金沢市西瓜(すいか)部会の山森篤部会長(40)は「お客さんに喜んでもらってよかった。子どもが畑のスイカを見る機会はあまりない。食育の観点からも良い機会になったと思う」と語った。
収穫したスイカはヤマト運輸が二十七日の午前中に各家庭に届ける。 (郷司駿成)
関連キーワード
からの記事と詳細 ( オンライン画面越し お気に入り見っけ 金沢すいか 自宅で「収穫」 - 中日新聞 )
https://ift.tt/3xWwRu6
No comments:
Post a Comment