8月26日、大阪府の「業務スーパー天下茶屋駅前店」で、AI(人工知能)などを活用してお客さまの満足度向上を実現する次世代型スーパーの実験店舗がオープンしました。この実験店舗は、「業務スーパー天下茶屋駅前店」を直営する株式会社神戸物産とソフトバンク株式会社によって構築されました。オープン前日の8月25日に実施された内覧会の様子をご紹介します。
買い物中におすすめ商品やレシピを提案してくれるショッピングカート
店舗には、タブレット付きカートが用意されています。買い物客が商品のバーコードを読み取るとタブレットにおすすめレシピや一緒によく買われている商品などが表示されます。おすすめの商品やレシピは、ヤフー株式会社が提供する多様なサービスから得られるビッグデータ※や神戸物産が保有する実績データなどを基に表示されるそうです。
また、タブレット付きカートに取り付けられているNFCタグまたはQRコードをスマートフォンで取得すると、後からでもレシピを見ることができます。
- ※
ヤフー株式会社のデータソリューションサービスを活用しています。活用するデータは統計データであり、個人を特定可能なデータは含まれません。
タブレット付きカートが近くに来ると、その売り場にあるおすすめ商品にディスプレイの表示が切り替わります。
カート内の合計金額はセルフレジと連携できるので、買い物中に商品をスキャンしておくと、改めてレジで1つずつ商品をスキャンしたり、有人レジに並んだりせず、スマートに精算ができます。
AIカメラで品切れを自動検知。最適なタイミングで商品を補充
店舗に設置されたAIカメラで陳列棚を撮影して解析することで、品切れを自動で検知し、店舗のスタッフに通知を行います。補充に行く前に、棚の様子もスタッフ向けのタブレットから確認できるので、実際にスタッフがどのぐらいの補充をしたら良いのかも判断できる仕組みになっているそうです。
他にも、店内に設置したカメラの映像を基に、入店人数やレジの待機人数、精算に掛かる時間などをAIで分析することで、レジの待機人数を予測して、曜日や時間帯ごとのレジの稼働台数を決めて、買い物客の待ち時間削減などに取り組みます。
天下茶屋駅前店での取り組みの効果や運用方法を検証し、魅力的な施策を全国の業務スーパーに展開することで、さらなる業務スーパーのファンの獲得と事業の成長を目指していくとのことです。
(掲載日:2021年8月30日)
文:ソフトバンクニュース編集部
からの記事と詳細 ( ショッピングカートがおすすめレシピを提案。業務スーパーで始まったAIを活用した次世代型の買い物体験 - ITをもっと身近に。ソフトバンクニュース - softbank.jp )
https://ift.tt/3zGKQ8J
No comments:
Post a Comment