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コロナ禍に誕生したあるスーパーが、全国各地に拡大を続けている。 人々をとりこにしている人気の理由を取材した。 東京・新宿区大久保に到着した3トントラックの荷台には山積みの段ボールが。 よく見ると韓国語の文字が書かれている。 実は、全て韓国から輸入されたばかりの商品。 次々と台車に載せられて店内に運ばれ、至るところで段ボールが積み上げられていく。 そう、ここは2020年9月に誕生した韓国食品の専門スーパー「Yesmart(イエスマート)」。 まず韓国語を学べる本が出迎えてくれるスーパーが今... Yesmart・張永軾社長「反響がすごいですね。めっちゃ売れています」 4人グループでやってきた女性たちは、たくさんのスナック菓子やマッコリを購入。 すでにヘビーユーザーになっているという。 実は、この場所には、もともと外国人観光客向けの免税店があった。 しかし、新型コロナウイルスで客がいなくなったため、ターゲットを日本人に変えて韓国スーパーを開店。 多い日は1,200人もの客が訪れるほどに。 一体、何が引きつけているのだろうか。 常連客「ここは10回くらい。ここでしか売っていないものがたくさん置いてあったり。韓国に来たような気分になりますね」、「(韓国に行ったことは?)あります。1回だけしかないの。コロナの前に1回だけ。(韓国気分を)味わうために来ています」 コロナ禍で韓国旅行に行きづらい中、“韓国旅行気分を味わいたい”。 客「韓ドラとかK-POPアイドルとかが食べているのを見て、食べたいなと」、「韓国のドラマで皆さんが食べているのを見たりすると、なんか作ってみようかなとか、食べに行きたいなとか」 “韓国ドラマに出てくる料理を食べてみたい”、そんな欲求をかなえているのが豊富な品ぞろえ。 Yesmart・張永軾社長「韓国といえばのりですね。種類こんなにあるんですよ。この店だけで韓国のりが1カ月で1コンテナ分売れます」 韓国のりだけではない。 Yesmart・張永軾社長「韓国でよく使っている調味料はほとんどある」 ゴマ油はもちろん、粉末の唐辛子や焼き肉のタレなど、調味料は全部で100種類以上。 中でも、小ぶりのコチュジャンが売れているという。 Yesmart・張永軾社長「1人暮らしが多いじゃないですか、小さめでいいよと」 一方、売り場一列を独占しているのは、さまざまなインスタント麺にカップ麺。 ここでも100種類以上を取りそろえている。 さらに、韓国の代名詞「キムチ」は20種類以上。 Yesmart・張永軾社長「袋がパンパンじゃないですか。少し発酵されて食べごろだよということです」 パンパンに膨らんだ袋の中には、赤く染まった大きなキムチがごろっと入っている。 ほかにも、チーズボールやハットグ、甘辛いタレとからめたトッポギなど、韓国屋台でおなじみの食べ歩きメニューが冷凍食品で販売されている。 商品は全部で2,000種類以上。 韓国で売れているものは全て持ってくる。 客からリクエストがあればすぐに輸入する。 この信念がファンをとりこにしている。 Yesmart・張永軾社長「日本どこでも韓国食材を買える、そういうふうにしたいですね」 現在は全国に9店舗。 さらに、年内には6店舗オープンする予定というイエスマートに、これからも目が離せない。
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