首都圏地盤の食品スーパー、オーケー（横浜市）は7日、関西スーパーマーケットの買収をめぐり同社に追加質問を送付したと発表した。エイチ・ツー・オーリテイリング（H2O）傘下のスーパーとの経営統合後の経営体制や事業計画に疑問を投げかける内容。11日までに適時開示による回答を求める。
関西スーパーは9月30日、H2O側との経営統合が実現すれば統合会社の社長にH2Oの林克弘副社長をあて、関西スーパーの福谷耕治社長が取締役に退く人事案を発表。オーケーは「経営自体もH2Oグループが担うことになり、業績不振で単独で存続できない場合を除きまれなケース」などと主張、「一方的に不利な条件を受け入れる必要があるのか」と説明を求めた。
関西スーパーが同24日に公表した事業計画に対しても、新経営陣が達成を推進することを株主に約束できるのか説明するよう求めた。同28日に送付した質問状の内容についても回答が得られていないという。株主が10月29日の臨時株主総会前に十分に検討できるようにするため、今回の質問とあわせて11日までに適時開示で回答するよう求めた。
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