兵庫県明石市のスーパーで昨年11月、不整脈で倒れた高齢男性に自動体外式除細動器(AED)を使って命を救ったとして、市消防局は、いずれも市内に住む看護師高橋智恵子さん(49)、スーパー店員長峰真知子さん(43)に感謝状を贈った。
同局などによると、長峰さんがレジ打ちの仕事中、並んでいた男性が突如、あおむけに倒れた。長峰さんは救急車を呼ぶためにレジを離れ、そのとき偶然通りがかった高橋さんが男性の元へ。男性は心肺停止の状態だったが、高橋さんはすぐさま心臓マッサージを始め、戻ってきた長峰さんにAEDを持ってくるよう指示。電気ショックを2回当てたところで救急隊が到着し、引き継いだ。
高橋さんは勤務時間外に倒れた人と遭遇するのは初めてだった。動揺しながらも「看護師なのだから、私がやらなければ」と自らを奮い立たせたという。
表彰式は24日、市消防局(同市藤江)で行われた。男性は一命をとりとめ、後遺症もなく既に社会復帰したといい、長峰さんは「助かるか心配だったので本当に良かった」と安堵(あんど)の表情を見せた。高橋さんは「救命処置の重要性を改めて感じた。傷病者がいれば、勇気を持って助ける人が増えてほしい」と話した。(有冨晴貴)
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