米アマゾン・ドット・コムのレジなし決済システム「ジャスト・ウオーク・アウト(Just Walk Out、JWO)」を導入し、2月25日にオープンした英小売店「WHスミス(W.H.Smith)」の新店舗
空港ターミナルや駅ナカなどでコンビニエンスストアを展開する英小売店「WHスミス(W.H.Smith)」が2月15日、米アマゾン・ドット・コムのレジなし決済システム「ジャスト・ウオーク・アウト(Just Walk Out、JWO)」を使った、新しい無人決済店舗をオープンしました。
キャッシャーレス(キャッシャーフリー)型システムと呼ばれるJWOは、AI(人工知能)や(顔認証などの)コンピュータービジョンを駆使することで、商品を手に取って店から出るだけで自動的に精算が終わる“便利な買い物”を実現する革新的な決済システムです。
搭乗時間が迫っていても使える
アマゾンは2年前、このJWOを、他の流通企業に外販する事業を始めると発表。実際に直営食品スーパーや傘下のスーパーだけでなく、様々な小売店で導入が進んでいて、WHスミスの新店舗もその1つです。
ご存じのように、新型コロナウイルス感染症の拡大で、世界的にコンタクトレス(非接触)に対するニーズが高まっています。JWOも、お客とスタッフ、双方の安全性確保につながる技術として注目度が増しました。
さて、JWOを導入したWHスミスの新店舗は、ニューヨーク市クイーンズ地区にあるラガーディア空港のターミナルB、ウエスタンコンコースにあります。
利用者は、入り口でクレジットカードを専用端末にタップ(もしくは挿入)し、店舗に入ります。
「アマゾン・ゴー(Amazon Go)」と同様に、商品棚や冷蔵庫から商品を取ると、JWOがリアルタイムにそのアクションを認識。棚から商品を取れば、その商品がお客の「ヴァーチャル・カート」に入り、逆に、商品を戻せばカートから削除されます。そして、店を出るだけで代金がカードに自動請求されるのです。
WHスミスの新店舗は、搭乗ゲートのすぐ近くにあるので、搭乗時間が迫っているときなどは便利でしょう。営業時間は午前4時30分~午後9時です。
JWOを導入した空港内の小売店は他にも、ニュージャージー州ニューアーク・リバティ空港の「CIBOエクスプレス・グルメ・マーケット」(2カ所)、そして、ダラス・ラブフィールド空港とシカゴ・ミッドウェー国際空港にある「ハドソン・ノンストップ」があります。
空港以外にも「LAフォーラム」や「TDガーデン」といった室内競技場のアリーナ、ニューヨークの大型展示場「ジェイコブ・ジャヴィッツ・コンベンション・センター」、そして統合型リゾート「リゾートワールド・ラスベガス」内のカジノホテルにも、JWO導入店舗があります。
からの記事と詳細 ( アマゾンのレジなしAIスーパーで“万引き”は可能か? - 日経ビジネスオンライン )
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