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Sunday, April 17, 2022

えっ、ナポリタン98円? 激安戦略で大手スーパー蹴散らすラ・ムー - 日経ビジネスオンライン

「食」は日常の暮らしに欠かせず、スーパー業界の競争においては当然、価格の違いが重要になる。そう考えると、仕入れの力に勝る大手がどこまでいっても優位だと思われがちだ。だが、そうとも限らない。

大黒天物産が運営する「ラ・ムー」などは地域最安値の看板を貫くため、様々な手を打ってきた(写真=小山 壯二)

大黒天物産が運営する「ラ・ムー」などは地域最安値の看板を貫くため、様々な手を打ってきた(写真=小山 壯二)

 全国には、大手スーパーとの価格競争を避けて別の道で付加価値を高める企業がある一方、むしろ「激安」で生き残ろうとするスーパーもある。代表格がディスカウントストア経営の大黒天物産(岡山県倉敷市)だ。

 2021年5月期の連結売上高は前年同期比4.5%増の2215億円、営業利益は同44.9%増の85億円を計上した。「ラ・ムー」「ディオ」などグループの店舗は新潟県以西の22府県に191店を数える。

 出店を加速させており、22年度はグループで6店舗の新規出店、11店舗の改装を計画する。同社最大の武器が「ESLP(エブリデイ・セーム・ロープライス)」。たとえ相手が資本力に勝る大手スーパーでも、地域最安値の看板は下ろさない。

1円巡る攻防、うどん戦争

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