日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる“扉”を閉めていく旅をする少女・すずめの解放と成長を描く本作。人の言葉を話す謎の白い猫・ダイジンによって椅子に姿を変えられてしまう草太。日本各地へと旅に出るすずめが経験するさまざまな人々との出会い。そして、開いてしまった各地の扉から現れる“災い”を止めるため、ふたりで身を挺して懸命に“戸締まり”する姿を見ることができる。
すずめと椅子の姿の草太とのコミカルなやりとり、千果やルミ達との心温まるふれあい、すずめの覚悟を決めた表情やアクションシーン、そして印象的なせりふ「行ってきます。」など、期待は募る。
■ストーリー
九州の静かな町で暮らす17 歳の少女・岩戸鈴芽(すずめ)は、「扉を探してるんだ」という旅の青年・宗像草太に出会う。彼の後を追って迷い込んだ山中の廃墟で見つけたのは、ぽつんとたたずむ古ぼけた扉。なにかに引き寄せられるように、すずめは扉に手を伸ばすが…。
扉の向こう側からは災いが訪れてしまうため、草太は扉を閉めて鍵をかける“閉じ師”として旅を続けているという。すると、二人の前に突如、謎の猫・ダイジンが現れる。「すずめ すき」「おまえは じゃま」 ダイジンがしゃべり出した次の瞬間、草太はなんと、椅子に姿を変えられてしまう! それはすずめが幼い頃に使っていた、脚が1本欠けた小さな椅子。逃げるダイジンを捕まえようと3本脚の椅子の姿で走り出した草太を、すずめは慌てて追いかける。
やがて、日本各地で次々に開き始める扉。不思議な扉と小さな猫に導かれ、九州、四国、関西、そして東京と、日本列島を巻き込んでいくすずめの”戸締まりの旅”。旅先での出会いに助けられながら辿りついたその場所ですずめを待っていたのは、忘れられてしまったある真実だった。
■声の出演岩戸鈴芽:原菜乃華
宗像草太:松村北斗(SixTONES)
すずめの叔母の岩戸環:深津絵里
環の同僚・岡部稔:染谷将太
神戸のスナックのママ・二ノ宮ルミ:伊藤沙莉
愛媛で出会う少女・海部千果:花瀬琴音
すずめの母親・岩戸椿芽:花澤香菜
宗像草太の祖父・宗像羊朗: 松本白鸚
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