クロスロケーションズは3月23日、自社開発する位置情報データ活用プラットフォーム「Location AI Platform」の特徴エリア別定点観測機能を使用し、新型コロナウイルス感染症に関する人流変化を、位置情報ビッグデータからAIで解析した調査報告の第2弾を発表した。
今回は、全国の観光地・繁華街などでの人流変化を、政府の基本方針発表があった2月25日前とその後の3月第一週の変化を比較調査した。
調査によると、都内駅前スーパーの複数店舗の時間帯別来店傾向(平均的来店傾向)を調べたところ、都内駅前スーパーでは、昨年同週比で約5~20%来訪者が増加した。
平日日中の来店傾向は、従来はランチタイム後の13時~16時ごろの来店者数が減少していたが、2020年3月第1週では来店者数が増加する傾向がみられた。
休日夕方のピークタイムが1時間前倒し、かつ増加傾向となり昨年対比30%増を超える時間帯もあった。
■住宅地近接公園へ日中人が集まる傾向
また、小中高等学校の休校が始まった3月2日からの週は、都内の住宅地近接公園へ日中人が集まる傾向がみられた。
駒沢オリンピック公園(東京 世田谷区)では、平日日中10時~16時の利用者数が増加した。世田谷公園(同)においても同様の傾向がみられた。
東京都目黒区下目黒と品川区小山台にまたがり所在する都立公園「林試の森公園」の来訪者の変化を見ると、増加傾向が顕著にみられ、昨年同週比較で利用者数は2倍になった。
休校2日目の3月3日の日中以降から、子どもと保護者が遊びに出かけた可能性が考えられる。
■都心繁華街、不要不急な外出を控える動きが顕著、新宿は35%減少
2月25日の新型コロナウイルス感染症対策基本方針発表後の全国の繁華街・観光地で訪問者数が減少する傾向がみられた。3月に入ると、外出減少傾向がより強まっている。
都心繁華街6エリアでは、政府のイベントなどの自粛要請がでた2月26日以後の3月第1週は、昨年同週比較でどのエリアも減少傾向を示した。
池袋34%減、新宿35%減、渋谷13%減、銀座31%減、上野24%減、六本木40%減となった。
新宿や池袋エリアでは、遠方から訪れる人が減少しており商圏の縮小がみられた。
渋谷繁華街エリアは、昨年同週比較を行うと約13%減少しており、他エリアと比べると減少率は低い。これは、2019年に複数の高層オフィスビルが新たに建設されたため、渋谷の街全体へ人の流入が増えたことが要因として考えられる。
銀座エリアでは、2月前半から3月初旬にかけて、来訪者数の減少が週ごとに高まっている。日毎の銀座への来訪数は、2月初旬から毎週減少しており、3月第1週は、2月中旬週と比較しても約30%減少している。
全国各都市の繁華街におけるにぎわいを比較した結果、鹿児島や宮城といった新型コロナウイルス感染者の出ていない/少ない地域では、大幅な減少傾向は見られなかった。
今回の新型コロナウイルス感染症の影響に関しては、特定の観測地点(エリア・地点)を設け、定期的にビッグデータ解析を行い、変化をモニタリングする。次回は、4月中旬を目処に、3月中の人流比較についての調査報告を発表する予定だ。
■新型コロナウイルス感染症による人流変化の調査(第2弾)
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March 25, 2020 at 02:11PM
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新型ウイルス/政府の自粛要請で駅前スーパー「来店時間」変化 - 流通ニュース
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