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Thursday, September 17, 2020

「業務スーパー」の神戸物産、絶妙なタイミングで外食子会社を売却 - M&A Online

「業務スーパー」の神戸物産、絶妙なタイミングで外食子会社を売却

コロナ特需で売上を伸ばした「業務スーパー」(東京・上野)

「業務スーパー」を運営する神戸物産<3038>が絶好調。2020年10月期第3四半期の売上高が前期比17.7%増の2,593億6,200万円、営業利益が28.9%増の186億7,900万円となりました。通期の業績予想で営業利益を5.5%増の203億円としていますが、すでに92%まで達している状態です。

神戸物産は外食子会社クックイノベンチャー(名古屋市)を2013年に連結子会社化。「焼肉屋さかい」「平禄寿司」などのジー・テイスト<2694>を擁するジー・コミュニケーション(名古屋市)を傘下に収めていましたが、6月30日にクックイノベンチャーと代表の杉本英雄氏に全株式を譲渡しました。神戸物産は、新型コロナウイルスが深刻な影響を与える直前の4月1日から外食子会社11社を連結対象から除外し、損失を極限まで抑えることに成功しています。

この記事では以下の情報が得られます。

・「業務スーパー」の業績推移
・MBO後のジー・テイストの行方

スーパー1店舗あたりの売上が12%増加

倒産したエムグラントフードサービスから「ステーキけん」を2019年7月に譲受していた

神戸物産は主力のスーパーが新型コロナウイルス特需の波に乗りました。そして4月1日という最高のタイミングで外食子会社を連結から外し、飲食店への食材提供はこれまで通り行うという、絶好の条件を取り付けた可能性があります。

まずは「業務スーパー」の業績を見てみます。店舗数は2020年7月の時点で866。売上は前年比で24%増の2,398億2,500万円となりました。注目したいのは、スーパー1店舗当たりの売上が2020年7月で12%増加し、2億3,300万円から2億7,700万円となっている点です。

■業務スーパー売上、1店舗売上、店舗数推移(百万円)

  2018年7月 2019年7月 2020年7月
売上 175,315 193,895 239,825
増減 - 110.6% 123.7%
1店舗売上 217 233 277
増減 - 107.4% 119.0%
店舗数 809 833 866
増減 - 103.0% 104.0%

※決算説明資料より筆者作成

この好調ぶりが、クックイノベンチャーを切り離した売上の穴を埋めました。クックイノベンチャーの2020年10月期第3四半期の売上は前期比30.8%減の157億7200万円となっています。

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