今月、千葉市で開催される音楽フェスティバル「スーパーソニック」について、現在の感染状況を踏まえ、千葉市が主催者側に延期するよう要望したことについて、千葉県の熊谷知事は「県としてはできるかぎり入場者数を減らすようお願いしていきたい」と述べました。
「スーパーソニック」は、今月18日と19日の2日間、千葉市の「ZOZOマリンスタジアム」で開催される予定で、主催者は間隔を空けて座席を設定し従来より規模を縮小して行うとしていますが、観客はおよそ1万人に上る見通しで、千葉市は感染状況を踏まえ主催者側に延期するよう要望しています。
千葉県の熊谷知事は2日の定例会見で、現行の法制上、県としては補償を求められる可能性もあり、中止や延期を求めることは難しいという認識を示しました。
そして「県の立場で許されるぎりぎりの線で強い要請をしている」として、主催者側と協議していることを明らかにしたうえで「広域的な人の流れを抑制しなくてはならず、少しでもリスクを低減するため、できるかぎり入場者数を減らしてほしいとお願いしていきたい」と述べました。
これについて主催する「クリエイティブマンプロダクション」は「すでに販売したチケットに関しては、こちらからキャンセルを求めることはできない。体調がすぐれない人には来場しないよう呼びかけ、来場者が自然に抑制されることにつなげていきたい」と話しています。
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