今月、千葉市で開催される音楽フェスティバル「スーパーソニック」について、感染状況を踏まえ千葉市が主催者側に延期するよう要望したことが分かりました。
「スーパーソニック」は、「サマソニ」の愛称で知られる音楽フェスティバル「サマーソニック」の名称をことしだけ変更したもので、今月18日と19日の2日間、千葉市の「ZOZOマリンスタジアム」で開催される予定です。
主催者は同じ日程の大阪公演について、来日する出演者の日程調整が難しくなったとして中止を発表しましたが、千葉の公演については間隔を空けて座席を設定し、従来より規模を縮小して開催するとしています。
これについて、千葉市が先月30日、主催者から説明を受けたうえで現在の感染状況を踏まえ「県内外から多くの人が訪れ感染拡大のリスクがある」として、開催を延期するよう要望を伝えたことが市の関係者への取材で分かりました。
主催する「クリエイティブマンプロダクション」は、現時点で延期する予定はないとしたうえで、「感染対策については全員に抗原検査を行うなど県や市と協議を続けたい」と話しています。
また、販売済みのチケットでの来場は国から認められているため、観客は2日間で1万人に上るという見通しを示しています。
酒類の販売はしないということです。
この公演には、経済産業省から新型コロナで中止した公演を再開する事業者に対する補助金6000万円の交付が決定しています。
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