
福岡市南区のスーパーマーケット「ダイキョーバリュー弥永店」が販売する、おはぎに生クリームを挟んだ「はぎトッツォ」がSNSで話題です。ツイッターでは「絶対うまいやん」「やっちまったか…無敵の組み合わせ」など、悶絶級のコメントが続出しています。聞くと、ダイキョーバリューは惣菜(そうざい)の開発に強いこだわりを持っているそう。業界の競争を生き抜くしたたかな経営戦略も背景にありました。(福岡ふかぼりメディアささっとー編集部 山根秀太) 【写真】懐かしさある!? はぎトッツォが並ぶダイキョーバリュー弥永店
試作1週間で発売、即完売
ダイキョーバリュー弥永店によると、はぎトッツォ誕生のきっかけは、お盆を前にした従業員たちの雑談でした。 店長の浦田一延さんは「お盆に毎年おはぎを販売しますが、生クリームをトッピングしたら相性がいいんじゃないかと。さっそく試作に取りかかり、試食で『これはいい!』となりました。本家『マリトッツォ』にちなんで命名し、試作を始めて1週間後の8月15日に発売すると、約50個がすぐに完売しました」と明かします。 北海道産小豆を使用した粒あんに、甘さを抑えた生クリームをトッピング。八女茶で有名な福岡県八女市産の抹茶入りクリームを使ったはぎトッツォもあり、ともに人気商品となっています。これらはすべて店内で製造しているそうです。 9月末までは火、木、土、日曜に数量限定で販売しています。SNSで話題になったことも手伝って売れ行きは好調で、4日からはダイキョーバリュー野多目店(福岡市南区)でも土日限定で店頭に並んでいます。
完璧を目指し、妥協しないこと
コロナ禍の影響で、惣菜などのテイクアウト需要が注目されています。浦田さんは「大手スーパーとの安売り合戦では、私たちのような中小規模の小売店はどうしても不利です。なので、味や鮮度で勝負できる惣菜や生鮮食品には徹底的にこだわっています。これまでにも多くのヒット惣菜があるんですよ」と話します。 全国のスーパーやコンビニなどで扱う優れた弁当、惣菜などを決める「お弁当・お惣菜大賞」(全国スーパーマーケット協会主催)で、ダイキョーバリューは入賞の常連。2018年度大会ではスイーツ部門の最優秀賞を獲得しています。 「ヒットする惣菜の開発は『完璧を目指し、妥協しないこと』。最近では、ネパール出身の社員コイララ・カマルさんが開発した本格カレーも人気商品です。大手スーパーとは違った個性を追求できています」。浦田さんは自信を見せます。 「それにしても、はぎトッツォの反響にはびっくりです。人気商品で午前中に売り切れることも多いですが、見つけたときには購入してみてください。今回の成功は、今後の新商品開発の励みにもなりますね」
読売新聞
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