リセールバリューを考えると意外と現実的(?)な1000万円オーバー車
日本にはコストパフォーマンスに優れた軽自動車やコンパクトカーがたくさんあり、シートアレンジを駆使すればゴルフバッグも余裕で積むことができるため、特に若手のゴルファーにとってはありがたい限りです。
しかし、ゴルフ場に行くと、高級車の多さにビックリすることがあります。駐車場に並んだ高級車たちを見て、「いつかは自分も……」と夢に見た若手ゴルファーは少なくないかもしれません。
もしお金に糸目を付ける必要がなければ、どんなクルマがゴルファーにおすすめなのでしょうか? どうせ見るなら大きな夢をということで、1000万円オーバーの高級車に絞って考えてみましょう。
今回は、ラグジュアリーな「国産車」、みんなの憧れの「スーパーカー」、次代のトレンドの「EV」の3つのカテゴリーから、若いゴルファーにおすすめしたい1台を選んでみました。
どんな名門ゴルフコースでもどんと来い!なトヨタ「センチュリー」
まず国産車部門は、トヨタの、いや日本の誇る超高級車「センチュリー」です。
1967年に発売されたセンチュリーは、同年がトヨタの創設者である豊田佐吉の生誕100周年だったことから「センチュリー (Century)」と名付けられました。
センチュリーは、全長5335ミリ×全幅1930ミリ×全高1505ミリとなっており、ゆったりと過ごせる室内空間が特長のひとつです。
所有者が自身で運転するというよりは、専属の「運転手さん」が運転することを想定されており、前席よりも後席にゆとりがある設計となっています。
パワートレインには5000ccのV型8気筒エンジンを搭載しており、最大出力381馬力と、乗用車としては十分なパワーを持っています。
購入価格は2008万円という国産車トップクラスの価格もさることながら、もはや価格のことを語る必要もないほど、超越した存在であることがセンチュリーの魅力です。
単に乗り心地の良い国産高級車が欲しいなら、レクサス「LS」という選択肢もあるかもしれません。しかし、センチュリーにはほかのどのクルマにもない「格」があります。
センチュリーで向かえば、どんなに格式の高い名門ゴルフコースでも気負うことなく堂々と門をくぐることができるでしょう。
もちろん、ゴルフバッグも余裕で積むことができますが、ひとつ注意しなければならないのは、自分自身は後部座席に乗っていないとキマらないという点です。
前述したように、専属運転手がいる前提で購入するモデルといっても過言ではない1台なので、自分で運転してしまうと、運転手さんとして見られてしまうかもしれません。センチュリーでゴルフ場に向かう際には運転手さんを一緒に手配することにしましょう。
誰がなんと言ってもやっぱり憧れ!フェラーリ「812 スーパーファスト」
次にスーパーカー部門。紹介するのはフェラーリの「812 スーパーファスト」です。812 スーパーファストは、2017年に国際的なモーターショーのひとつ「ジュネーブショー」でお披露目され、同年日本での発売も開始されました。フェラーリのなかでも比較的新しいモデルとなっています。
通常、フェラーリのラインナップは、V8エンジンをミッドシップに積んだスポーティな2シーターモデルと、V12エンジンをフロントに搭載したグランドツーリングカーを中心に構成されており、812 スーパーファストは後者にあたります。
812 スーパーファストは、全長4657ミリ×全幅1971ミリ×全高1276ミリと、ワイド&ローのスーパーカーらしいシルエットとなっています。
また、総排気量6500cc、パワートレインには前述の通りV12エンジンを搭載。800馬力という驚異的なパワーを持つうえに、最高速度はフェラーリのなかでもトップクラスとなる340km/hオーバーです。
さらに、グランドツーリングカー、つまり長距離を快適に旅することができるというまさに「オトナのフェラーリ」であり、車両本体価格はオプション込みで約5000万円と、まごうかたなきスーパーカーともいえます。
起業家の中には「成功してもフェラーリだけは買うな」という格言もあると言いますが、世界中の富裕層を魅了してきた「キング・オブ・スーパーカー」の魅力にあらがえる人はそう多くはないでしょう。
そんな812 スーパーファストのラゲッジルームは決して広くはありませんが、そのワイドな全幅を活かして横幅に余裕があるのが特徴です。
ラゲッジスペースはシート背後にフラットな形でつくられており、2段構造となっているため、上部には貴重品などを入れたバッグ、下部にはゴルフバッグなど、場所を分けて収納できます。
実は、フェラーリには純正のゴルフバッグもオプションとして用意されており、それなら812 スーパーファストのラゲッジルームにピッタリ。ただ、慣れていないと美しいボディを傷つけてしまいそうなので、ゴルフ場でスマートにキメるためには事前の練習が必要です。
最後は、高級電気自動車(EV)のパイオニアであるテスラの「モデルX」です。モデルXの発表も、812 スーパーファストと同様にジュネーブショーでおこなわれ、2012年の発表の際に受注受付開始、2015年から購入者への引き渡しがはじまりました。
モデルXは、セダンタイプのテスラ「モデルS」のエンジンや車体をベースに開発されたクロスオーバーSUVで、乗車人数も7人までとここまで紹介したモデルのなかではもっとも多く、ファミリーユースにも向いています。
モデルXのボディーサイズは、全長5004ミリ×全幅2038ミリ×全高1626ミリ。パワートレインの最大出力は670馬力で、最高速度は250km/hとかなりのパワーを持っています。
また、グレードによっても異なりますが、1回の充電で走行できるのは最長で565キロとされており、東京から大阪まで充電せずに到着できるほどです。
そんなモデルXは、車両本体価格は3台のなかでももっとも安価ですが、それでも1299万9000円と高価な1台となっています。
また、テスラの魅力といえば、何よりもモーターによる滑らかかつ驚異的な加速力が挙げられ、その点はガソリン車の比ではありません。
排気ガスを一切出さないという点でも、次世代の富裕層にとってピッタリの1台と言えます。
テスラの大きな特徴のひとつであるオートパイロットシステムを活用すれば、長距離の走行も安心かつ快適に走ることができます。EVの懸念点とも言われる航続距離についても、大容量のバッテリーを搭載していため、200キロ先のゴルフ場でも途中で充電することなく往復できるでしょう。
万が一充電が必要となっても、最近では多くのSA・PAに充電器が備わっており、また、ゴルフ場にも充電器が用意されていることも増えてきました。
モデルXのボディー下部には、大量のバッテリーが鎮座しているため、巨大なボディの割にはラゲッジルームが小さく感じるかもしれません。それでも、複数のゴルフバッグを余裕で積載できるため、仲間たちを連れてゴルフに行くのにもマッチしています。
注意しなければならないのは、モデルXは特徴的な「ファルコンウィングドア」を備えており、横幅も大きいことから、両サイドの近いところにクルマがとめてあったり、壁があったりすると、後部座席からの乗り降りが難しいという点です。余裕のある駐車スペースを確保することが重要です。
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1000万円オーバーのクルマともなれば、むしろゴルフに向いていないクルマを探すのが難しいほどです。高級車のほとんどは必要十分な機能を兼ね備えているので、今回は機能面よりもクルマのキャラクターも重視してチョイスをしてみました。
ただ、いくらいいクルマでゴルフ場にやってきたとしても、肝心のゴルフの腕前がイマイチだったらカッコがつかないものです。いつか最高のクルマを手に入れることを夢見て、まずはゴルフの上達に心血を注ぎましょう。
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