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いつの時代もクルマ好きを魅了するスーパーカーのカテゴリーでは、これまで数多くの伝説的なモデルが、あたかも芸術作品のごとく生み出されてきた。そのなかでも特にアイコニックなモデルを「ディケード(十年紀)」別に分類してみると、それぞれの時代のカーテクノロジーや文化までもが浮き彫りになってくる。今回は1960年代から2000年代まで、各十年紀を代表するスーパーカーの名作を5台紹介する。
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1960年代「ランボルギーニ・ミウラ」
時は1960年代中盤。レース界では常識になり始めていたミドシップ車だが、当時ロードカーに導入された例は、フランスの「ルネ・ボネ・ジェット」などごく少数しか存在しなかった。そんな折、ランボルギーニが1965年のトリノモーターショーにて、鋼板を溶接したスケルトン構造のフレームにV12ユニットを横置きミドシップに搭載、のちに「TP400」と呼ばれるベアシャシーを発表した。それを見た誰もが、ランボルギーニのレース進出を疑わなかった。
ところが翌1966年春のジュネーブモーターショーに出品されたのは、ベアシャシーTP400にカロッツェリア・ベルトーネ製のエキゾチックなボディーが架装された、超ど級市販グランツーリズモ「P400ミウラ」だった。
それぞれの時代で最強のレーシングカーに近いメカニズムと大排気量・高出力なエンジン、そしてエキゾチックなスタイルとゴージャスなインテリア……を、すべて「オール・イン・ワン」とした超高級グランツーリズモをスーパーカーと定義するならば、ランボルギーニ・ミウラこそ「エキゾチックカー」ないしは「スーパーカー」というジャンルの開祖ともいうべき偉大な一台である。このミウラなくして、1960年代を代表するスーパーカーなどというテーマは成立しないとさえいえよう。
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