Pages

Tuesday, February 15, 2022

スーパーボウル広告に仮想通貨関連企業が初登場、金融会社が輝き放つ - ブルームバーグ

13日夜に行われた米プロフットボールリーグ、NFLの王座決定戦スーパーボウルで、中継の合間に流れたテレビ広告は、長年のスポンサー企業が多数復帰し昨年より全般に明るいムードとなった。仮想通貨交換業者などの金融サービス会社が輝きを放った。

  試合は接戦の末、ロサンゼルス・ラムズが残り時間2分足らずに逆転タッチダウンを決め、23対20でシンシナティ・ベンガルズを破り優勝した。放送したNBCによると、スーパーボウルのテレビコマーシャル(CM)枠は70スポット余り売れ、30秒間のスポットCM料金は最高700万ドル(約8億円)に上った。動画配信のユーチューブによれば、試合当日のスーパーボウル広告のテレビ画面視聴は前年比で35%余り増えた。

  今年は初めて暗号資産(仮想通貨)企業がスーパーボウルで広告を流した。仮想通貨交換業者の コインベース・グローバルはQRコードを用いたCMを打ってオンライン上で話題をさらった。何の広告か見つけようとコードをスキャンした視聴者は、新規登録で15ドル相当のビットコインをプレゼントするキャンペーンサイトに誘導された。

  仮想通貨取引プラットフォームのクリプト・ドット・コムのCMは、米プロバスケットボールNBAのレブロン・ジェームズ選手を起用。住宅ローン会社のロケット・モーゲージは、女優アナ・ケンドリックさんとマテル社のバービー人形をフィーチャーしたCMで、米紙USAトゥデーのベスト広告に選ばれた。

  一方、オンラインブローカーのEトレード・ファイナンシャルは8年ぶりに人気赤ちゃんキャラクターを復活。インフレに直面する投資家を助けるよう頼まれたその赤ちゃんは最初嫌がったが、投資家がミーム(ネット上で拡散される情報)を助言として受け入れていると聞かされて驚き、仕事に復帰するという CMを流した。

  Eトレードを傘下に置くモルガン・スタンレーのウェルスマネジメント部門で最高マーケティング責任者を務めるアンドレア・ザレツキー氏は「非代替性トークン(NFT)や仮想通貨、ミーム株が広がり個人投資家が台頭する中で、投資は確かに新しい世界となっている」と指摘した。

   日産自動車は7年間の中断を経てスーパーボウルの広告を再開。俳優のユージーン・レヴィさんを起用しアクション映画さながらのCMを打った。ゼネラル・モーターズ(GM)は映画「オースティン・パワーズ」のキャストを再結集させた90秒の広告を流した。

原題:

Financial Ads Are Stars in First-Ever Crypto Super Bowl (1)(抜粋)

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( スーパーボウル広告に仮想通貨関連企業が初登場、金融会社が輝き放つ - ブルームバーグ )
https://ift.tt/TfUn4Kq

No comments:

Post a Comment