静岡県・富士スピードウェイで9日、スーパーフォーミュラ2022年シーズン開幕戦が行われ、3番グリッドからスタートした#20 平川亮(carenex TEAM IMPUL)が優勝した。
2022年シーズンの開幕の舞台は富士スピードウェイ。9日土曜日に第1戦が行われ、10日日曜日に第2戦が行われるという変則スケジュールとなっている。9日の午前中に行われた第1戦の予選では、フルシーズン参戦初年度となる#15 笹原右京(TEAM MUGEN)がポールポジションを獲得。2番手にルーキーの#53 佐藤蓮(TEAM GOH)が並ぶという、若手が速さを見せる結果となった。
決勝レースは41周。スタートでなんとポールポジションの笹原がエンジンストールし、佐藤も出遅れ平川がトップに躍り出た。佐藤は更に順位を落とし、1周目の途中で追突されスピン。フロントローの2人が最後尾に落ちるという波乱の幕開けとなった。
5番手スタートから2位まで上がっていた#4 サッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)が徐々にトップに詰め寄ると、6周目に平川を捉えてトップに浮上。この時点で上位はフェネストラズ、平川、#19 関口雄飛(carenex TEAM IMPUL)、#37 宮田莉朋(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)、#1 野尻智紀(TEAM MUGEN)、#5 牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)というオーダーになっていた。
この中で真っ先に動いたのは5位の野尻。ルールで決められた1回のピットストップが可能となる10周目にピットに飛び込み、タイヤ交換を行った。これで13位まで落ちたが、フレッシュなタイヤを履いてハイペースで走行。徐々に上位との差を詰めていった。
14周目、平川はトップのフェネストラズに襲いかかり逆転に成功。そのまま平川は2位以降を引き離して独走体制に持ち込んでいった。
19周目に4位宮田がピットイン、20周目に3位関口がピットイン、21周目に2位フェネストラズがピットインしたが、いずれも野尻の後塵を拝す結果に。平川は25周目にピットインを行い、コースに戻ると野尻が真横に並び、1コーナーまでには完全に抜かれて2位に転落した。
しかし15周以上使った野尻のタイヤに対し、平川が履くのはフレッシュタイヤ。2秒以上離れた差は一気に縮まり、30周目に逆転を決め再び平川がトップに浮上。その後は後続との差を広げながら快走し、2020年の開幕戦以来、2年ぶりの優勝を飾った。
ディフェンディングチャンピオンの野尻は惜しくも2位。序盤いいレースを見せたフェネストラズが3位となった。フロントローからスタートするも1周目にほぼ最後尾まで落ちたルーキー佐藤は挽回して9位入賞。同じくルーキーの#55 三宅淳詞(TEAM GOH)も初レースで10位入賞を果たした。
連戦となる第2戦は富士スピードウェイで4月10の午前中に予選が、午後に決勝が行われる。
■スーパーフォーミュラ 第1戦決勝レース結果
1. #20 平川亮(carenex TEAM IMPUL)
2. #1 野尻智紀(TEAM MUGEN)
3. #4 サッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)
4. #19 関口雄飛(carenex TEAM IMPUL)
5. #37 宮田莉朋(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)
6. #5 牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
7. #65 大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)
8. #38 坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING)
9. #53 佐藤蓮(TEAM GOH)
10. #55 三宅淳詞(TEAM GOH)
11. #3 山下健太(KONDO RACING)
12. #39 阪口晴南(P.MU/CERUMO・INGING)
13. #18 国本雄資(KCMG)
14. #64 山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING)
15. #14 大嶋和也(docomo business ROOKIE)
16. #6 大津弘樹(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
17. #36 ジュリアーノ・アレジ(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)
18. #7 小林可夢偉(KCMG)
19. #15 笹原右京(TEAM MUGEN)
18. #50 松下信治(B-Max Racing Team)
以上完走
--. #12 福住仁嶺(ThreeBond Drago CORSE)
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