和歌山県有田川町の「みかんの会」はパートを含めて27人が働く小さな会社だ。県内屈指のミカン産地で、集荷や選果、袋詰めなどを担う。4年前に社長になった宮井健太さん(34)は、実家の農園を親戚に任せ、ミカンを少しでも高く安定的に売ることに全力をあげている。重視するのはスーパーなどの量販店との直接取引だ。
2003年に設立された同社は、高齢化や兼業で、収穫したミカンを自力で選別する余裕のない農家の利用が中心だった。
農家はミカンをSやMなど大きさで分け、傷の有無などを確認して農協に出荷する。農協は、自前の規格に照らして選別し直し箱詰めで出荷する。これを仕入れたスーパーなどは、さらに袋などに小分けして店頭に並べる。人手不足の現場では、仕分けの手間は小さくない。
そこで、みかんの会は、スー…
からの記事と詳細 ( めざせ2世代農家 スーパーとの直接取引で急伸する「みかんの会」 - 朝日新聞デジタル )
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