ドラゴンズが獲得に向け本格調査に乗り出す楽天の嶋 |
中日が、楽天を自由契約になる嶋基宏捕手(34)の獲得調査に乗り出す。21日に嶋が自由契約となることを楽天に了承されたことを受け、調査する方針を固めた。捕手は今季も確固たるレギュラーを確立できなかった中、嶋の豊富な経験と実績はやはり魅力。ヤクルト、ロッテなども関心を示しているとみられ、中日も本格的に検討していく。
捕手は来季に向け、層を厚くしていきたいポジションの一つ。正捕手不在はここ数年の悩みとなっており、今季もレギュラーを確立できなかった。期待された加藤が最多の92試合に出場したが、リードを含めた守備も、打率2割2分8厘だった打撃も課題が多く、定位置をつかめなかった。新人の石橋も12試合に起用したが、まだまだこれからの選手。今季1軍で出場した大野奨、木下拓らも含め、激しい競争をさせなければいけないポジションなのだ。
そんな中で、嶋が自由契約になった。今季は故障もあり、プロ13年目で最少の57試合出場にとどまったが、体が万全ならレギュラー候補になってくる。また、経験も実績も豊富な嶋が間近にいることは、若い捕手らにとってもプラスになる。
楽天コーチ時代に3年間チームメートだった与田監督も、嶋の力はよく分かっている。この日の午後、嶋の自由契約が決定したという報道が流れた後、本紙の取材に対し「非常にピッチャーを育ててくれるキャッチャー。ここ数年はけがもあったが、楽天にいた時も3年間、嶋の力で勝ったり、若いピッチャーを育ててきたりしたのを見てきた。後は球団と本人がどういう意思かとなる」と語り、あらためて実力を評価していた。
嶋は岐阜県出身で、中日とっては地元の選手にもなる。いずれにせよ今後、本格的に検討を重ねていく。
2019-10-21 11:24:00Z
https://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201910/CK2019102102100059.html
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