球団からポスティングシステム(入札制度)を利用しての米大リーグ挑戦を容認されているDeNA筒香嘉智外野手(27)が29日、横浜市内のホテルで記者会見を行い、今オフのメジャー挑戦を表明した。
スーツ姿で会見場に姿を現した筒香は「ポスティングシステムにてメジャーリーグ挑戦を決断いたしました。プロに入って良い時も悪い時もファンの皆様の温かいご声援で今の自分があると思っています。この場でファンの皆様にお礼をお伝えしたく、会見を開かせていただきました。10年間、本当にありがとうございました。アメリカに挑戦することに決めましたが、横浜DeNAベイスターズを遠くから、心から応援しています」とあいさつし、記者との質疑応答に移った。
以下、主な一問一答。
-メジャー挑戦のきっかけは
プロに入る前から、小さい頃からの夢でもあったメジャーリーグ挑戦という思いがずっとあった。(米国に)行って勝負をしたいと決断させていただきました。
-相談は
自分の意思で挑戦することを決めました。
-ポジションやチームへのこだわりは
何も決まってないですし、まだどうなるかは分からない。
-大リーグとはどんな場所
世界の素晴らしい選手が集まっている。世界一レベルが高い場所。
-ファンへの気持ちは
良い時も悪い時も毎日変わらず熱いご声援をいただき成長できた。感謝の気持ちしかないです。
-小さい頃に憧れた選手は
イチローさんや松井秀喜さんのプレーする姿をテレビで拝見させていただいて。イチローさん、松井さんが活躍している姿を見て、だんだんとメジャーリーグへの憧れが強くなった。
-米国のファンに見せたいのは
これまでと変わらず、チームの勝利に必死になって貢献する姿を見てもらいたい。
-国際大会で大リーガーと対戦した際、通用すると思った部分は
まだメジャーリーグで野球がしたことがないので、どうなるか正直分からない。自分の持っている力を最大限に発揮できる準備を今までと変わらずにして、思い切って挑戦したい。
-環境面などで重視したいポイントは
まだ具体的に何も決まってないし、これからもう少し時間があるので、今から考えたい。
-決断した瞬間は
野球を始めて、大リーグへのあこがれができてから、正直プロに入ってからもずっと(挑戦したいという気持ちが)あった。もちろんベイスターズの選手なので、ベイスターズの勝利のために全力でやってきた。ポスティングシステム、FA、いろんな段階がある中で、やっぱり本当に行きたいなと思った。
-WBCの準決勝でライトへの当たりが本塁打にならなかった。そのあたりを極めたい気持ちがあるのではないか
あの時は映像を見るといいスイングのように見えるが、単純に芯に当たってなかったということです。
-子供たちのための活動の今後は
僕も今まで野球界に育ててもらった。何か還元したい。未来の可能性がある子供たちのために、野球界がよりよくなるために(活動を)やらせてもらっている。今までと変わらずやっていく方向です。
-パワーヒッターとして挑戦する意気込みは
それも正直、試合に入ってみないと分からない。いろんな想定をして、いろんな準備をして、試合をやっていく中で柔軟に対応していきたい。
-守備についての意識は
もちろん野球なので守備も走塁もバッティングも全部大事。精いっぱい、これからも変わらずやっていきたい。
-今後の予定は
ベイスターズの2軍施設で練習する機会が多くなると思います。
-メジャー移籍後は侍ジャパンに参加しづらい。今後の国際大会への参加については
日本のトップチームの侍ジャパンで試合をするのは光栄なこと。野球界のためにも大事なこと。もちろん貢献したい気持ちはある。
-若い選手へのメッセージは
このベイスターズというチームはファミリー。みんなのことを思いやって、みんなで助け合いながら、時には厳しく言い合いながらやっていってほしいと伝えました。
-アストロズ対ヤンキースのア・リーグ優勝決定リーグを観戦したが
本当に素晴らしい雰囲気。見ていて本当にレベルが高いと感じた。
筒香の獲得を目指す大リーグ球団について、米CBSスポーツは「特定の球団と結び付ける情報はまだない」とした上で、マリナーズ、ホワイトソックス、インディアンス、ロッキーズ、ジャイアンツの名前を挙げ、米ヤフーは「筒香はブルージェイズにとって理想的なターゲット」と記している。
2019-10-29 05:16:00Z
https://www.nikkansports.com/baseball/news/201910290000253.html
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