20年東京五輪のマラソンと競歩会場の札幌移転を議論するIOC調整委員会が30日、都内で始まった。
冒頭で森喜朗・組織委員会会長は「アスリートファーストの理念、選手の健康への配慮という観点でIOCの気持ちも分かる。IOCにも関係者や都民、国民に理解をするための努力をお願いしたいと思う」と述べた。
マラソンと競歩の札幌開催を巡っては、札幌移転を「決定事項」として既成事実化をはかるIOCに対し、都側は反発している。小池百合子都知事は「(大会まで)9か月を切り、準備が総仕上げになる中、最後まで都側に相談や議論がないままこのような提案がなされたのは、極めて異例の事態だと思っている」と指摘した。
開催地変更の場合でも残り1年を切った段階で準備期間は少なく、既存の北海道マラソンのコースを利用し、市中心部の大通公園発着とする案などが検討されている。
2019-10-30 07:31:00Z
https://hochi.news/articles/20191030-OHT1T50108.html
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