クラブ史上初めてのファイナルに挑んだ札幌。追いつけ追い越せの前後半、そして延長戦を最後まであきらめずに戦い抜いたが、PK戦の末に敗れ、ルヴァンカップの歴史に優勝クラブとして名を残すことは叶わなかった。
ミシャことペトロヴィッチ監督は試合後の会見で、「川崎、そして札幌にとって非常に素晴らしいゲームが出来た」と両チームを称えた。
「見ていた方も非常に興味深いゲームだったんじゃないかと思います。120分の戦いのなかで、もちろん川崎が良い時間帯もありましたし、我々札幌が良い時間帯もありました。お互いが五分に渡り合う、非常に拮抗したゲームだった。私も日本は長いですけれど、やはりこのルヴァン杯決勝、過去の試合を振り返ってみても、やはりベストな決勝のひとつに数えられる試合だったと思っています」
全体的にみれば川崎にボールを保持されている時間帯は多かった。それでも、相手の決定機にはしっかりと身体を投げ出して守り、全員が一体となって戦った。惜しくもPK戦で敗れてしまったが、準優勝の理由は川崎との「経験値の差」と指揮官は話す。
「川崎は5年、6年のあいだ常に優勝を争っているチームで、彼らの経験は我々にないものがある。我々のチームは初めてファイナルを戦いましたけど、選手たちはこの経験をもって、さらに自分たちの未来に繋げてくれると私は信じています。来年、我々がカップ戦ファイナルを戦うことがあれば、今日の経験は彼らのなかで活きてくるはずです」
2019-10-26 11:22:19Z
https://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=65813
No comments:
Post a Comment