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Wednesday, June 16, 2021

56品種のブルーベリー、食べ頃に 「食べ比べてお気に入り見つけて」 - 神戸新聞

 兵庫県三田市波豆川の平岡純一さん(69)の農園で、ブルーベリーが収穫の最盛期を迎えている。実に張りが出て、青色が深みを増したら食べ頃。育てる品種は50を超えるが、それぞれにすっきりとした甘みや、弾力のある食感といった特徴があるといい、「食べ比べてお気に入りの品種を見つけてほしい」と話している。(喜田美咲)

 平岡さんは約200平方メートルの農園で56種類、約70株のブルーベリーを育てる。

 実が大きく、がくが星の形をした「スター」や、抗酸化力が高くミントのような香りが広がる「ブラッデン」。種の食感があり、強い甘みが特徴の「シャープブルー」など、種類によって味や形もさまざま。表面がブルームと呼ばれる白い粉に覆われているのが新鮮な証拠だ。

 平岡さんは11月に苗を植え、成長に合わせて鉢の大きさを変えながら数年かけて育てる。およそ2、3年後の初夏に実を付け、種類によっては9月上旬まで収穫できる。培養土にヒノキや杉の皮を混ぜると通気性が良くなる上、根にも空気や水が行き渡り、つやのある実ができるという。

 平岡さんは波豆川農業生産組合長を11年務めている。ブルーベリーは2005年に趣味で栽培を始め、新たな品種を次々取り寄せてきた。有機無農薬にこだわり、毎日朝夕、手作業で虫を取り除く。3年前から販売を開始。おいしさの追求も加速し、せん定から肥料の調整まで、試行錯誤を繰り返してきた。平岡さんは「負けん気と愛情で今年も大きく育った。生のおいしさをぜひ味わって」と呼び掛けている。

 種類ごとに分けたものや、いろいろな品種が楽しめる「ミックス」など、110グラム540円(税込み)で販売する予定。パスカルさんだ一番館(川除)などに並ぶほか、全国への発送も受け付ける。

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