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Sunday, April 19, 2020

ゲーム開発者やグラフィックデザイナーなど17人が選ぶ「自分が作った中で最もお気に入りのゲーム」 - GIGAZINE


ゲームにはシナリオやバトルシステム、キャラクターなど色々な特徴があり、プレイヤーによってどのゲームのどの部分を気に入るかはさまざまです。ゲームを遊ぶだけでなく、実際にゲームを作ったことがある人にとって、自分が手掛けたゲームで最もお気に入りのゲームとはどんなものなのか、17人のクリエイターがお気に入りの1本を語っています。

Developers of your favourite games share what they’re most proud of making | Rock Paper Shotgun
https://www.rockpapershotgun.com/2020/04/13/developers-of-your-favourite-games-share-what-small-thing-theyre-most-proud-of-making/

◆1:Totally Accurate Battle Simulator - サンナ・バーグ
「Totally Accurate Battle Simulator(TABS)」はSteamやEpic Gamesで配信されている戦闘シミュレーションゲームで、さまざまな攻撃アクションが物理演算で忠実に再現されています。

Steam:Totally Accurate Battle Simulator
https://store.steampowered.com/app/508440/Totally_Accurate_Battle_Simulator/

Totally Accurate Battle Simulator - Epic Games
https://www.epicgames.com/store/ja/product/totally-accurate-battle-simulator/home

Totally Accurate Battle Simulator Early Access Trailer - YouTube

3DCGデザイナーであるサンナ・バーグ氏は、TABSで武器や防具のデザインを担当しています。バーグ氏は主に女性用の武器・防具のデザインを担当し、中でも以下の画像にある赤い服を着た「Pirate Queen(海賊の女王)」のデザインがお気に入りとのこと。「彼女は見た目が最高にかっこよくて、声も私が担当しているんです!」とバーグ氏は語っています。


◆2:The Amazing Flying Brothers - ペトリ・プルホ
空中ブランコのパフォーマーになりきって、ブランコの間をジャンプしたり、芸をしたりする「The Amazing Flying Brothers」は無料のゲームで以下のウェブサイトからダウンロードできます。

Kloonigames » Blog Archive » The Amazing Flying Brothers
https://www.kloonigames.com/blog/games/tafb

オープンソースのゲーム開発を多く手掛けるペトリ・プルホ氏は「私が作ったゲームの中で最も誇りに思っています。とてもシンプルなゲームで、キャラクターが着地する瞬間を見るのも楽しみ方の1つです」と語っており、2人で遊べる「Men On The Flying Trapeze」も公開されています。


◆3:Fallen London - エミリー・ショート
ビクトリア朝のロンドンを舞台にしたテキストアドベンチャー「Fallen London」は、基本無料のブラウザゲームです。ただし、記事作成時点では日本語には未対応となっています。

Fallen London
https://www.fallenlondon.com/login

Fallen London | OUT NOW on the App Store - YouTube

シナリオライターであるエミリー・ショート氏は「Fallen Londonの物語はすべてテキストで語られるので、ジョークや不穏な暗示など、プレイヤーが文章を考察して初めて心を打つような展開が用意されています。私のお気に入りは、歯をアップグレードして武器に変えられるという点です」と語っています。


◆4:Beyond the Black Hole - アルヴィ・テイカリ
ゲームクリエイターのアルヴィ・テイカリ氏は、自身のお気に入りとして「Beyond the Black Hole」を挙げています。Beyond the Black Holeは未完成のゲームで、「パズルは大したものではありませんでしたが、デザインにはとても満足していました。完成はしませんでしたが、今でもこのゲームを懐かしく思い出すことがあります」とテイカリ氏は語っています。


テイカリ氏は、他にもパズルのルールそのものを並べ替えるゲーム「Baba Is You」などを手掛けており、Baba Is Youがどんなゲームかは以下の記事を見るとよく分かります。

ルールの「言葉」を改造しまくって謎を解くNintendo Switchのオブジェクト指向型パズル「Baba Is You」を遊んでみた - GIGAZINE


◆5:Into the Breach - マシュー・デイビス&ジャスティン・マー
プログラマーのマシュー・デイビス氏と、デザイナーのジャスティン・マー氏は、ターン制ストラテジーゲーム「Into the Breach」をお気に入りのゲームとして挙げています。Into the BreachはSteamでダウンロード購入できるほか、2020年春にNintendo Switchで日本語対応版が登場予定です。

Steam:Into the Breach
https://store.steampowered.com/app/590380/Into_the_Breach/

Into the Breach [Indie World 2019.12.11] - YouTube

デイビス氏は「マー氏が作るミニジオラマが好きで、Into the Breachは視覚的にも洗練された作品です。天気のエフェクトは私が実装したもので、出来上がった物にとても満足しています」と語っています。


デザインを手掛けたマー氏は「私はアニメーションが好きではないので、できるだけアニメーションが必要ないようにゲームのデザインを調整しています。しかし、自分でもなぜか分かりませんが、山が爆発するアニメーションにはかなりの時間を費やしました。私が予想していたよりもはるかに良いアニメーションになったので、山の爆発を見るときはいつも満足した気分になります」と述べています。


◆6:Getting Over It - ロバート・ヤン
ゲーム開発者であり、ゲームクリエイターの専門学校、NYU Game Centerで教師も務めるロバート・ヤン氏は、自分が直接手掛けたものではなく、学校の同僚であるベネット・フォディ氏が手掛けたゲーム「Getting Over It」をお気に入りに挙げました。Getting Over ItはSteamでダウンロード購入が可能。

Steam:Getting Over It with Bennett Foddy
https://store.steampowered.com/app/240720/Getting_Over_It_with_Bennett_Foddy/

ヤン氏は「ベネットとGetting Over Itのエンディングについてアイデアを話しあっていたとき、私もいくつかの提案をしました。私はほんの少し関わっただけで、ベネットはほぼ1人でGetting Over Itを開発しました。ソロの開発者もコミュニティから大きく影響を受けていることを実感させてくれた作品で、会話もゲーム開発の場なのだと思っています」と語っています。


Getting Over Itはツール・アシステッド・スピードラン(TAS)プレイが盛んなゲームで、Getting Over Itでどんな風にTASプレイが行われているかは以下の記事をみるとよく分かります。

爆速49秒で壺男が登山する超難度ゲーム「Getting Over It With Bennett Foddy」をクリアするムービーがすごい - GIGAZINE


◆7:VVVVVV - ベネット・フォディ
Getting Over Itの製作者であるベネット・フォディ氏は、重力を反転しながら先へ進む横スクロールアクションゲーム「VVVVVV」をお気に入りのゲームに挙げています。VVVVVVはNintendo Switchやニンテンドー3DS、Steamでダウンロード購入できます。

VVVVVV (Switch) | Pikii合同会社
http://www.pikii.jp/games/vvvvvv/

Steam:VVVVVV
https://store.steampowered.com/app/70300/VVVVVV/

Nintendo Switch『VVVVVV』ゲーム トレーラー - YouTube

VVVVVVVはテリー・カバナー氏によって開発されたものですが、ステージ名はすべてフォディ氏が考えたとのこと。「私が全てのステージに名前をつけることをカバナー氏に提案しました。とても良い作品になったと思うし、『Veni・Vidi・Vici』というステージ名を付けられたことをとても誇りに思っています」とフォディ氏は語っています。


また、VVVVVVはリリース10周年を記念して、GitHubでソースコードが公開されています。

レトロな難関2Dアクションゲーム「VVVVVV」のソースコードがリリース10周年を記念してGitHubで公開へ - GIGAZINE


◆8:Divinity:Original Sin 2 - アレーナ・ドゥブロヴィーナ
デザイナーであるアレーナ・ドゥブロヴィーナ氏のお気に入りは、ファンタジーRPG「Divinity:Original Sin 2(DOS2)」です。DOS2はSteamでダウンロード購入が可能。

Steam:Divinity: Original Sin 2 - Definitive Edition
https://store.steampowered.com/app/435150/Divinity_Original_Sin_2__Definitive_Edition/

DOS2でキャラクターデザインを担当したドゥブロヴィーナ氏は「私はトカゲ種族のデザインを考えなければなりませんでした。ファンタジーなドラゴンや、かわいい実在のトカゲを参考にしたものもありますが、カメレオンを基にしたデザインがお気に入りです。DOS2での仕事を思い出すと、カメレオンたちはいつも私を元気づけてくれます」と語っています。


◆9:RimWorld - タイナン・シルベスター
ゲームクリエイターのタイナン・シルベスター氏は、不時着した未知の惑星でコロニーを運営するシミュレーションゲーム「RimWorld」をお気に入りのゲームとして挙げています。RimWorldは日本語に対応しており、Steamでダウンロード購入が可能。

Steam:RimWorld
https://store.steampowered.com/app/294100/RimWorld/

RimWorld Launch Trailer - YouTube

シルベスター氏が気に入っているキャラクターは、ゲーム中に登場する黒服の男。黒服の男は、コロニーにいる住人が全員重傷を負ったり殺されたりした後に現れ、プレイヤーを窮地から救おうとしてくれるキャラクターです。シルベスター氏は「黒服の男は、ゲームからの最後のへイルメリーパスです。私は彼を誇りに思うし、実装も簡単で、多くの幸せをもたらしてくれました」と述べています。


◆10:Trigger Happy - デレク・ユー
フリーゲーム開発者のデレク・ユー氏が挙げた「Trigger Happy」は無料で遊べる2人用のデスマッチゲームで、以下のサイトからダウンロードできます。

derekyu.com games trigger.html
http://www.derekyu.com/games/trigger.html

ユー氏は「過去に作った作品に欠点があったとしても、その時に作った最高の作品として評価することが大切だと思います。自分でゲームを作って、勇気を出して完成品としてインターネットに公開したことを誇りに思っています。その時から自分をゲームクリエイターだと思うようになりました」と語っています。


◆11:Heaven’s Vault - アナスタシア・ワイアット
デザイナーのアナスタシア・ワイアット氏は、言葉をテーマにしたパズルアドベンチャーゲーム「Heaven’s Vault」をお気に入りのゲームとして挙げています。Heaven’s VaultはPlayStation 4やSteamでダウンロード購入可能で、記事作成時点では日本語未対応です。

Heaven's Vault Game | PS4 - PlayStation
https://www.playstation.com/en-us/games/heavens-vault-ps4/

Steam:Heaven’s Vault
https://store.steampowered.com/app/774201/Heavens_Vault/

Heaven’s Vault – Announcement Trailer | PS4 - YouTube

ビジュアルデザインを担当したワイアット氏は、神々を表す7つの彫像のデザインが特に気に入っているとのこと。「渦が巻き、流れるようなシルエットにこだわった、シンプルなデザインにしました。とてもエレガントで、親しみやすさと異質さがちょうどいいと思います。そのフォルムは古代ギリシャの陶器を彷彿とさせ、まとまりのあるデザインにすることで、さらに印象的になります。Heaven’s Vaultをプレイしていて、埃っぽい空気の中に彫像のシルエットが現れる瞬間は、思惑通りの雰囲気になっていると思います」とワイアット氏は語っています。


◆12:Minit - キティ・カリス
制限時間1分間のアドベンチャーゲーム「Minit」をお気に入りに挙げたのは、ゲームクリエイターのキティ・カリス氏。MinitはNintendo SwitchやPlayStation 4、Steamでダウンロード購入が可能です。

Nintendo Switch|ダウンロード購入|Minit
https://ec.nintendo.com/JP/ja/titles/70010000009042

ゲームソフト | Minit | プレイステーション
https://www.jp.playstation.com/games/minit-ps4/

Steam:Minit
https://store.steampowered.com/app/609490/Minit/

『Minit』 日本語PV - YouTube

カリス氏のお気に入りはゲームに登場する蚊で「夏、寝ようとしているのに、聞こえてくるのは蚊の飛ぶ音。これほど私を悩ませるものはありません。Minitにも1ピクセルの小さな蚊がいて、音声も入っていますが、この音が限界の力です。細かいことですが、個人的には重要な話で、小さすぎることはないと思います」と語っています。


◆13:Kine - グウェン・フレイ
音楽パズルゲーム「Kine」をお気に入りとして挙げた、ゲームクリエイターのグウェン・フレイ氏は「Kineほど誇らしいものはありません」と語っています。KineはSteam、Epic Gamesでダウンロード購入が可能で、記事作成時点では日本語未対応です。

Steam:Kine
https://store.steampowered.com/app/824570/Kine/

Kine - Epic Games
https://www.epicgames.com/store/ja/product/kine/home

Kine - Launch Trailer - YouTube

Kineを作るまでゲームのデザインをしたことがなかったというフレイ氏は「Kineの制作に取り組んだことで、自分がゲームデザイナーをやりたいと思っていたことに初めて気づきました。Kineは、ミュージシャンになることを夢見る機械たちの3Dパズルゲームで、ある日の仕事帰りに作り始めました。最終的には資金を得て、仕事を辞めて、あらゆるプラットフォームで発売しました。開発の全てが愛の労働です」と語っています。


◆14:Skin Deep - ブレンドン・チョン
ゲームクリエイターのブレンドン・チョン氏は、ゲーム内のトイレで水を流す表現をこよなく愛しています。チョン氏が挙げた「Skin Deep」は記事作成時点では開発途中の作品で、ゲーム中にはチョン氏こだわりの洗面台が登場するようです。

Steam:Skin Deep
https://store.steampowered.com/app/301280/Skin_Deep/

チョン氏は「トイレ、ハンドドライヤー、ゴミ箱のほか、手洗い場のデザインが気になっていたので、まず最初に作ったのが洗面台です。手を使わず水を出すことができ、掃除がしやすく、ボトルのソープディスペンサーが付属しているなど、理想的なものができました」と語っています。以下のムービーからチョン氏の作った洗面台を見ることができます。

Skin Deep sink - YouTube

◆15:SUNLESS SKIES - オリビア・ウッド
ゲームデザイナーのオリビア・ウッド氏は、宇宙探索RPGの「SUNLESS SKIES」をお気に入りのゲームに挙げています。SUNLESS SKIESはSteamでダウンロード購入でき、記事作成時点では日本語未対応です。

Steam:SUNLESS SKIES
https://store.steampowered.com/app/596970/SUNLESS_SKIES/

Sunless Skies | Launch Trailer - YouTube

ウッド氏は「SUNLESS SKIESに登場する士官、フォーチュナート・ナビゲーターを誇りに思っています。私はこのキャラクターの個人的なクエストラインを書きました。SUNLESS SKIESはコズミックホラーなゲームなのですが、ナビゲーターは暗闇の中の光です。ナビゲーターは悲劇を経験しており、プレイヤーに影響を与える熱意を持っています」と語っています。


◆16:Deus Ex - ハーヴェイ・スミス
ゲームデザイナーであるハーヴェイ・スミス氏のお気に入りは、FPSゲームの「Deus Ex」です。過去にPlayStation 2でゲームソフトが登場していたほか、Steamでもダウンロード購入が可能です。

Steam:Deus Ex: Game of the Year Edition
https://store.steampowered.com/app/6910/Deus_Ex_Game_of_the_Year_Edition/

スミス氏は「Deus Exはかなりオープンな環境の中で制作され、私は主にシナリオやゲームシステム、ミッション、レベルシステムの作成を担当しました。一番時間をかけたのはリバティ島でした。リバティ島はDeus Exにおけるチュートリアルのようなステージで、プレイヤーは隠れたり、戦ったり、交渉したり、爆発物を使ったり、ロックピックをしたりなど、すべて同じ空間で、プレイスタイルの構築をすることができます」と語っています。

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